【京都国立博物館】千年の都、京都茶の湯文化を彩る名品が勢ぞろい
「茶の湯」という日本独自の文化が生み出される歴史の中で、中心的な役割を果たしてきた都市・京都。現在、私たちが親しんでいる茶の湯が、どのように根付き、時代とともに変化したのかを伝世の名品で辿る展覧会が京都国立博物館で開催される。
奈良時代に中国から日本へ持ち込まれた喫茶文化の始まりから、わび茶の誕生と発展、現在に至るまで、時代を彩った茶道具の名品や当時の様子が窺える絵画など多数の資料を展示。なかでも茶の湯茶碗の最高位ともよばれる国宝「大井戸茶碗 銘喜左衛門」(通期展示)や宋の皇帝・徽宗筆と伝わる宮廷絵画の傑作、国宝「桃鳩図」(11月3〜6日の期間限定展示)は見逃せない。会場では豊臣秀吉の黄金の茶室、千利休のわびの茶室が再現されるなど時代ごとの喫茶の場を体感できる。
出典:ひととき2022年10月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。
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