【福山城キャッスルステイ】贅沢の極致─「城泊」体験で歴史や文化を学ぶ(広島県福山市)
福山城築城400年を記念した事業の一環として、今年7月から本格的にスタートした「福山城キャッスルステイ(城泊)」。宿泊者は一日城主となり、福山城公園内全体を貸し切りにして滞在する。園内は、国の重要文化財に指定される建物をはじめ、文化財の宝庫で、唯一無二の歴史・文化を体験できる。
殿様の衣裳に着替えての記念撮影や国指定重要文化財の筋鉄御門からからの入城体験のほか、月見櫓では地元食材を使ったディナーを、ナイトラウンジとなる天守最上階では、生演奏や美酒を堪能できる。また、初代藩主の水野勝成が使っていたと伝わる御湯殿は改修を経て数百年ぶりに復活。江戸時代を想像して造られたサウナ付き浴室だ。翌朝は、国登録有形文化財の福寿会館で福山城の天守と日本庭園を眺めながら朝食を。
秋の夜長を、この上ない贅沢な城泊で満喫するのも一興だろう。
出典:ひととき2024年11月号
▼連載バックナンバーを見る
最後までお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、ウェブマガジン「ほんのひととき」の運営のために大切に使わせていただきます。