冬に出会えたらうれしい動物たち|愛しい北海道ANIMALS
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします
今回は、「冬に出会えたらうれしいANIMALS」のご紹介です。まずは冒頭の写真、エゾナキウサギ。今年の干支なのでトップを飾っていますが、いまは雪の下で冬ごもりをしているはずです。初日の出の景色と組み合わせて、年賀状風に仕上げてみました。
* * *
冬の到来を「待ってました!」と言いたいところですが、じつは寒さが得意ではない私。冬道の運転でも助けたり助けられたり色々ありました。そして何といっても朝は布団からなかなか出られません。そんな中でも防寒着で身を固め、重いカメラを背負っていざ撮影地へ。
寒い中でも動物を待っている間はじーっとしていることが多く、自分に霜が降りた日。眠気と欠伸も止まらなくなり戻る時は歩くのがやっとでした。後で聞いた話では低体温症の症状だったらしく、その時は娘に怒られました。
ある日、近くにいた方がニコニコと話しかけてくれたのですが鼻の下がキラキラ。気になって話がぜんぜん頭に入ってきません。でも、相手の方がやけにニコニコしてたのは、もしかして私の鼻の下もキラキラしてたから? 想像すると可笑しいやら恥ずかしいやら。きっと寒くてお互い顔の感覚が麻痺していたんでしょうね。最近はマスクでそんな心配もなくなりましたが、鼻の下キラキラでもマスクの必要がない年になると良いですね。
* * *
撮影する時は、動物を脅かさないよう車の中からシャッターチャンスを狙うこともあります。モデルさんから近づいてきてくれたら理想ですが、そんなに都合のよい話はめったにありません。
ある時、草原の中に猛禽類を見つけました。ここまでなら大丈夫かな?という距離まで近づくと、「だるまさんがころんだ!」の要領で、あっちが後ろを向いている時にジワリジワリと車を進め、こっちを向いたらピタッ! そんなことを繰り返して、近距離からの撮影に成功しました。でも、ほんとうは気づいていながら知らん顔をして付き合ってくれたのかもしれません。
冬の撮影は大変なことがいっぱい。それでも行きたくなるのは、この時期にしか会えない動物たちの姿がそこにあるから。そしてもっこもこで可愛らしいこの子たちに会えるのがとってもうれしい瞬間です。冬の北海道には、そんな素敵な生き物やキラキラした美しい世界が広がります。
文・写真=結び
=====================
全68種のかわいくて素敵な動物が勢ぞろい
北海道の野生動物をとらえた写真集
=====================
▼ご注文はこちらから
↓ ↓ ↓
◇◆◇ Instagram ◇◆◇
@musubishiba
※右上の「プロフィールを見る」を押してください
◇◆◇ YouTube ◇◆◇
▼この連載のバックナンバーを見る