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「ひととき」の特集紹介

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旅の月刊誌「ひととき」の特集の一部をお読みいただけます。
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2021年11月の記事一覧

山野で見られる冬鳥(写真家・山田芳文さん)

低地や山地の林、農耕地や高原の草地、山地の河原(渓流)など、山野で見られる冬鳥は種類も特徴も多彩です。木々が葉を落とす冬は、他の季節よりも観察しやすくなります。写真家・山田芳文さんが撮影された野鳥のグラビアをお楽しみください。(ひととき2021年12月号特集「冬、野の鳥に会う」より一部抜粋してお届けします) マヒワ 【全長】約13センチ 【見られるエリア】全国 【特徴】オス(写真)の頭部と喉は黒く、全体的に黄色い(メスの色は少し淡い)。スズメよりも小さな冬鳥で、にぎやか

野鳥が集う、熱海へ――

「野鳥観察」と聞くと春や夏を思い浮かべるかもしれませんが、じつは冬こそぴったりの季節。というのも、日本で見られる約600種の野鳥の半数以上を占める渡り鳥のうち冬は飛来する種が最も多いのです。それに、木々の葉が落ちて観察しやすく、ふだんは山にいる野鳥も、寒いと比較的暖かい低地に下りてきます。そこで野鳥研究家・室伏友三さんと、豊かな自然に恵まれた熱海で野鳥観察。美しい冬鳥の姿に、ささやかな癒しを求めて――(ひととき2021年12月号特集「冬、野の鳥に会う」より一部抜粋してお届けし

飛騨高山の木匠・川上博一さんが「カンマ1ミリ」までこだわり作った椅子

日本の五大家具産地のひとつ、岐阜県の飛騨高山――。椅子とテーブルの暮らしなど飛騨高山のどこにもなかった大正時代のはじめ、一脚の洋椅子作りから当地の家具作りは始まりました。外来の文化である椅子に、日本の美意識と技を凝縮させ、磨き上げてきたのは、森に生かされ、森を活かしてきた飛騨高山の木工職人たち。その一脚一脚からは言葉を超えた木の温もりが伝わってきます。(ひととき2021年11月号特集「飛騨高山、匠の椅子に会いにゆく」より一部抜粋してお届けします。) 飛騨高山で椅子の製作に携