人の性格≠本音
本音っていうのは普段は外に出せないものなので。悲観的だったり、攻撃的だったり、後ろめたかったりと、表面的にはネガに属するような話が多い。
そうした本音を吐露した人はよく「私って性格悪いですよね」「本当はこんな嫌なヤツなんですよ」なんて言うんだけれども。
いやいや、まったくそんなことはないよ!という話をしていきたい。
結論からいうと、性格っていうのはどういう本音を抱くかではなく、本音をもとにどう行動するかに表れる。
誰かに対して「めんどくせーな」って思ったとしてとも「お前、めんどくせえんだよ!」とキレ散らかさないのが、その人の性格。
ぐっと押し殺して我慢してるかもしれないし、なんなら結局面倒を見てあげてるかもしれない。そこに性格が出ている。
どれだけ悪どい本音を持っていようとも、それを実行していなければ悪ではない。だって頭の中は自由なんだから。
むしろ、その本音を押し留めるだけの配慮があることに気付いて、自分を褒めてあげて欲しい。
本音っていうのは思っている以上に反射的で、コントロールができないものだ。
やかんを触ったら熱い!みたいな速度で、勝手に感情を抱くので、そこに人格的な何かが入る余地はない。
本音はとても素直だし、その人にとって大切なことも知っているので、本音=自分になってしまいがちだけど。
本音は自分の一部であって、全部じゃない。
自分の本音に後ろめたさを感じたときは、そんなことを思い出してみて欲しい。
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