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「決める」と叶う理由

先日、とあるyoutubeの動画で「決める(決意する)と物事が動き出す」という話をされている方がいました。これに関して、私もここ数年実践していて、そうだなと思うので、私なりの「決める」と叶う理由を書いてみようと思います。

まず、私が「決める(決意する)」ことで叶ったのは、結婚と転職(+移住)です。だいぶ紆余曲折はありましたけれど。

今回は、結婚(パートナー)の方のエピソードに絞っておはなししようと思います。ちょっと自分語りが長めでごめんなさい。興味のない方は結論まで飛ばしてください(笑)

(『結婚することがいい・悪い』はここでは置いておきます。私の場合はこうだったよ、ということで。)

私は「自分」を生きていなかった

私は結構(かなり?)神経質・過敏・気にしいなところがあるので、基本的に誰かと一緒にいるのが苦手というか、多大なエネルギーを消費してしまいます。

物心ついてからは両親といるのもキツくて『この人なら大丈夫だ』と思える少数精鋭の人としか長時間いられない感じでした。そんな感じなので、恋愛も上手くいった試しがなく、初めてお付き合いというものをしたのも20代半ばになってから。そして、お付き合いを開始しても、双方傷つけあって早々に終了、みたいな悲惨な状態でした。

私は片思いで終わるパターンが多く(好きな人に好きになってもらえない現象)、恋愛って一生うまくいかないんじゃない?と悩み、思い詰めた結果、何度も『もう、ひとりで生きていくわ』と思うに至ったのですが・・・心のどこかで『パートナーが欲しい』という気持ちが諦めきれませんでした。

彼氏や旦那さん、パートナーがいる人が羨ましかったし、そういう相手がいない自分はダメだと思っていたし、なんだかいろいろ負のループ。

魔の29歳をなんとか越え、30歳になった頃。恋愛を諦めるモードだった私は「自立しよう」と思って仕事を頑張り、資格取得に向けた勉強をしながら転職を目論んでいました。

でも、メンタル激弱だったので仕事のノルマにつぶされて、1日1食食べるか食べないかになり、1~2時間しか眠れなくなり、靴の履き方が分からなくなるほど消耗し・・・たまたま行った内科の医師に「このままだと死ぬよ」と言われて、半ば強制的に精神科の閉鎖病棟に入院することになりました。典型的なうつでした。

閉鎖病棟内は色々な意味で地獄でした(病院にもよるかもしれませんが・・・入らなくてすむのなら、入らない方がいいと私は思います。医師や看護師の皆さんは優しかったです)。1ヶ月ほど入院して退院し、自宅療養になりましたが、その後数年は本当に人生の暗黒期。

働いて自立しようと思ったのにうまくいかず、両親には「私達が死んだら生活保護でもなんでもあるでしょ」と言われて『ああ、親も私が一生ひとりだと思ってるんだ』と絶望したり、『私はひとりじゃ生きられないみたいだけど、こんな私を好きになってくれる人なんていない』と悲劇のヒロインになってみたり。

そんな状態では仕事も恋愛もうまくいくはずがなく、『誰かに頼りたい』という依存心も全開で、情緒不安定すぎる状態が長く続きました。

あの頃の私は、全く「自分」がなかったなぁ、と今では思います。あの頃に戻らせてあげると言われても戻りたいとは思いませんが、あの地獄があるからこそ今の「決められる自分」になれたわけで。

「決められる私」になるまで

「誰かと一緒にいたい(パートナーを見つける)」と決意する直接的なきっかけになったのは、弟の結婚式でした。弟は私と違って真っ当な人生を歩んでいて、結婚式も海外でのリゾート婚。

私は両親と一緒に飛行機に乗り、結婚式が行われる予定の場所まで行きました。弟は、家族以外に何人か友人を招待していたのですが、私以外全員パートナー連れでした。式が終わってからの食事でも会話に入れないし、私の存在は皆無。誰も私を見ないし会話も振られない。私だけひとり。

うん、寂しすぎた。笑

日本国内ならまだしも、海外なので逃げ場もなく。まぁ主役は弟夫婦なので、私の寂しさはお門違いだったかもしれないけれど、私にとって価値観の転換のきっかけになるくらい衝撃的な体験でした。

『私も、おいしいねとか、楽しいね、きれいだねっていろんなことを分かち合える人生のパートナーを見つける。1年以内に見つからなければそのときは死ぬ。』

そう「決め」ました(私は極端なところがあったので、内容が過激)。決めた後は、文字通り死にもの狂いでいろいろやりました。見つからなければ死ぬしかないので。そして、宣言通り1年以内(実際は3ヶ月ほどで出会いました)にパートナーを見つけ、お付き合いを開始し、最終的に結婚。今に至ります。

この経験(自分で決めて、行動して、結果を出した)をしてから、自分の中で『ああ、私も覚悟を決めてやれば、できるんだ』と思えたというか、腑に落ちたというか。これ以降、私は「決めるスイッチ」を押すことができるようになったんですよね。

「決める」と叶う理由

長々と自分語りをしてしまいましたが・・・私が実際に「決め」て行動して感じたのは、「決めると『自分』が主人公になるから叶う」のかな、ということです。

よく「人は変えられない。自分自身のことは変えられる」と言いますが、人生に関しても当てはまることじゃないかな、と。人は自分のことしか変えられないのだから、『自分』を生きずに他人任せのスタンスだったり、他人ありきの人生を生きようとすると叶わないのは至極当然のことなのかもしれません。

『自分』で、覚悟を持って選択して決めて、『自分が主人公』の物語をつくっていく、と思えば、全て自分で作れる世界だから叶わないわけがない、というか。

自分が主人公の物語を生きていなかった頃の私は、「決める」のが怖かったんですよね。自分の人生の責任を取りたくなかったんです。今は、何度もトライアンドエラーを繰り返したので、自分の人生の責任は自分で取れるようになりました(多分)。

「決める」ようになってから、辛いことやしんどいこともそれなりに増えたけれど、辛いことがあった分、成長したなって思える感じ。あとは、メンタルが安定しました。動じるけど、自分でもとに戻れるし、そんなに引きずらないし。そう考えると、だいぶ変わりましたね。

*****

余談ですが、私は恋愛のパートナーというより「人生のパートナー」という趣旨で「決めた」ので、旦那さんは現実を戦いぬくための戦友というか、分身みたいな感じです。

恋愛の甘酸っぱさみたいなものはもはや皆無だし、私は「変ないきもの」くらいにしか思われてないかもしれませんが(笑)、自分で決めたことがちゃんと細かいニュアンスまで叶ってるんだなぁと思うので、「決める」って侮れないなと思うのです。それくらいちゃんと叶います。

なので、叶えたいことがある方は、自分が主人公の人生を生きましょう。小さいことからでいいから、なにかを「決め」てみてください。私ができたんだから、きっとできます。大丈夫ʕ`•ᴥ•´ʔ

最後に、私なりの「決める」時のコツを書いておきます。参考になるかはビミョウですが、私には効力がある方法です。笑

私なりの「決める」コツ

●まず「決める」。
(自分で自分の責任を持つという覚悟を決めて、決意する)
●決めたことがうまくいかなくても誰かのせいにしない。
(他人に責任を押し付けない)
●他人がやってくれるのを待たない。
(他人任せにしない)
●うまくいかないときは無理に追いかけない。
(別の方法を考える。同じことに固執しない)
●もう嫌になったとしたら、「もうやめる」と決めてすっぱりあきらめる。
(決めたらごちゃごちゃ言わない。どうしても諦められないなら、再度決意して初めからやり直す。でも3回が限度)

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