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私と恐怖症の記録①〜始まりは意外なところから〜

ご無沙汰してます。ホンネです。
今日は一年半くらい前に急にかかった恐怖症についてちょっと振り返ってみたいと思います。

私の恐怖の対象は、みんな嫌がるあの“虫のG“です。
医学的に言うと「単一恐怖症」の一種らしいのですが、単一恐怖症は以下の通り多岐にわたっているようです。

動物型:蛇やクモなどの虫、さまざま動物に対する恐怖
血液・注射・外傷型:人体に対する恐怖
状況型:閉所や高所、暗書など
自然環境型:嵐、風邪、雷など

私の場合は動物型になりますね。

始まりは例年よりもGを見かける頻度が上がったな、と気づいた時でした。恐怖症になる前は当然元々Gが得意なわけはないものの、自分で退治・処理することはできていました。
段々と部屋の中で遭遇する機会が増えてしまい、一番ひどい時には「Gを見る=死にたい」と脳の中で直結するような状態に陥り、自分でも何が何だかわからない大混乱状態でした。
大家さんから後から聞いた情報では、すでに退去したアパートの別の住人がひどい部屋の使い方をしていたらしくそれが原因で増えてしまったようなのですが、恐怖症発症時はそのことは梅雨知らずだったので、「私の衛生管理が悪かったからだ」と自分を責めてしまい、また内容が内容だけに人に言いづらいという側面もあり、症状のみならずいろんな面で苦しめられました。

また、遭遇しただけで死にたいと言い始めた私を理解することができない夫や家族にいかに説明するかという点も大変苦労しました。というか今もしています。

治療の第一選択は暴露療法で、今現在2度目の挑戦中です。
というのも、1度目の挑戦中に引っ越しをしたのをきっかけに別の治療に切り替えたのですが、まだ未完了だったようで引っ越した先でまた再発してしまったので原点回帰中なのです。。。

暴露療法の資料をいくつか読みましたが、恐怖症は他の精神症状に比べて比較的治療しやすいらしく、うまくいくと数週間〜数ヶ月で治るとのことです。
私は頭でっかちな部分があって、エビデンスベースで行動する傾向があるので、今回はそれが功を奏して前向きに治療できている気がします。
でも同時に暴露療法はきついため脱落する人が多いというのもうなづける気がします。

感覚的にはお化け屋敷に毎日入りに行くような感じ。
初めはすごく怖いけれど行くにつれて段々と恐怖心が減っていって、日常を取り戻していくような。

単一恐怖症でも、それを避けて暮らしていけるタイプもあるようですが、私の場合は一生Gと無縁な生活ができる補償はなく、遭遇する度に引っ越す・居場所を失うというのは全ての面において辛すぎるので、今回はしっかり向き合うという選択をしました。

その具体的な方法は次回また。

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