万人受けするおいしい揚げ物「油条」
油条は、中国の伝統的なスナック一つです。
北京語では「ヨウティヤオ」と発音します。
日本でいう揚げパンに位置するものです。油条の材料は主に小麦粉、水、酵母で、発酵させた後、油で揚げて作られます。
油条は長いコッペパンのような形で、表面はきつね色でカリッとしており、中はふわっとしています。スタンダードに油条単体で食べてもおいしいですし、中国では豆乳やおかゆに浸して食べたり、漬物と一緒に食べたりもします。
豆乳で食べる場合、砂糖などを混ぜることで、豆乳のうまみに甘みがプラスされて、独特な味へと変化します。
油条の揚げられる過程では、油の温度と時間の調節により、外側に薄いサクッとした皮が形成され、内部には空気が閉じ込められてふんわりとした食感が保たれます。一口噛むと、外側のサクサクとした食感から内部のもちもちとした食感への変化を感じることができ、小麦の甘みも味わえます。
また、油条は少し伸びるので、噛むともっちりとした触感を楽しむことができます。
さらに、油条は調理方法によって様々な風味を楽しむことができます。砂糖をまぶした甘い油条や、香り豊かな葱や胡麻が加わったスパイシーな味のバリエーションもあります。また、色んな食材やソースとの相性も良く、パンのように様々なアレンジが可能です。
油条は中国の伝統的な朝食の一部としてだけでなく、文化の象徴でもあります。朝市などでの油条は朝の賑やかさや活気を表し、一日の始まりを象徴しています。屋台で油条が揚げられる音が鳴り響き、そこから漂う香りは通りすがりの人々を引き寄せ、彼らを立ち止まって味わわせます。
今回紹介する油条は、中国産ミニ揚げパン「経典小油条」です。
中華食材通販専門店「本味主義」(https://www.honmi.asia/ja-jp/)
で購入しました。一袋15個入り、300g。
手軽に電子レンジで加熱して食べることもできますが、香ばしい香りやザクザクの触感を求める場合はオーブントースターで焼いた方がより美味しくなります。
油条を小さな塊に切り、揚げると、ガリガリとした食感で香り高く、風味豊かになります。
サラダの具材として非常に適しています。
お粥のトッピングよしても使えます。
また、モヤシ、ニラ、あるいはタマネギ、ニンジン、ピーマンなどの野菜と一緒に炒めると、手軽に一品料理が作れます。
あまり知られていない中華料理ですが、とてもおいしいので、是非買って、味わってみてください。