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もの憂い春

ようやく春らしい気温

 3月となってようやく春らしい気温となった。
 身も心も軽くなっていく、はずなのだが。どうもそうもいかない。
 このnoteやつぶやきも、毎朝「きょうは書こう」と思っていて書く内容も頭の中にはある。それなのにいざ書こうとすると「やっぱりダメだ」と見送ることになってしまう。
 この見送り気分がずっと続いていて、「どうせならそのことを書けばいいじゃないか」と数日前に思ったのに、今日までそれも書き出せずにいた。幸い、いまここまで書いたのでなんとかなりそうな感じだ。
 気分の低調な理由はあまりも多岐にわたるので、ここですべてを書けるわけではない。第一に、花粉症である。これはだがすでに40年以上の付き合いであって、いまはちゃんと効く薬もあるのでかなりいい。しかも妻が思いきって優れた性能で知られる空気清浄機を投入してくれたため、家にいれば症状はかなり軽い(ゼロではない)。
 とはいえ花粉ってやつは、私の春から楽しみを約50%奪っているのは事実なので、これからゴールデンウィークぐらいまでずっと気分は低調となる。
 ほかにも数え上げたらきりがない。今朝もトランプ大統領のおかげでなんだか気分がよくない。高額医療費制度とか、103万円の壁とか、岩手県などで大変なことになっている山火事とか、米の値上がりほか電気、ガスなどどんどん値上がりしていくのに、なぜか株価は下がっていくし。
 もちろん、私の家計は株価に左右される状況ではないけれど、上がった方がなんとなく気分のいいものが上がらず、上がることで気分が滅入るものが上がっていくのだから、これは厳しさしかない。

余命みたいな

 そしてもちろん、母(1934年5月生まれ、90歳)のこの頃もぜんぜん良くない。

 年齢からいけば父(1929年6月生まれ、95歳)の方が先に衰えていくのではないかと思われたのに、父はいまも自転車でスーパーへ買い物へ行き、PayPayで支払ってくる。老人会のカラオケや輪投げや体操に欠かさず出る。食欲も普通で、大きな海老が三本も入った天丼弁当(スーパーに売っていたらしい)を食べたりしている。私だって海老三本はちょっとな、と思うのに。
 一方、母はめっきり衰えている。まず食欲。いっきに食べる量が減った。最初は「おいしくない」と言っていたのだが、いまでは味だけではなくそもそも量が食べられない。それにつれて動く量も減ってしまう。ソファでぐったりしている時間も長い。在宅医療の医師によると「貧血で、もし入院していたら輸血するレベル」と言われた。昨年は高血圧で血圧を下げる薬を飲んでいたのだが今年になって低血圧になってきている。要するに衰えているのだ。医師の見たてだと「あと1ヵ月か2ヵ月」などと言われてしまう。
 母は病院に行きたがらず、行けば点滴を受けるなどして多少の回復も見込めるはずだが拒否。「自宅でも点滴できます」と言われても拒絶。医師からは「ボケているならご家族の判断でやれますけど、これだけ意思表示をはっきりされてしまうとそうもいきません」とのこと。
 今日もオープン戦でドジャースの大谷を見ていたけれど、BSNHKは途中でサブチャンネルに変更になるのだが、それがわからない。「なんだかロサンゼルスの紹介みたいなのをずっとやっている」と文句を言いながら。このサブチャンネル変更を自動でやるか、そもそも変更をやめてくれないかなと思う人は多いだろうけど。
 そんなこんなで、もの憂いのである。ふー、ようやくここまで書けたけど。

下書き。



 

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ほんまシュンジ
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