本間副校長の学び方改革
こんにちは!年度末になると、
令和5年?令和4年度?来年度って令和何年だっけ?
と、よく混乱している教育を本気で語る会のマサです。
今回は横浜創英中学・高等学校の本間副校長が提言する学び方改革について考察してみます。
働き方改革という言葉はよく耳にしますが、
学び方改革とはどういうものなのか。
なぜ学び方改革が必要なのか。
変わりゆく社会情勢のなかで、
学校に求められる教育の本質について考えてみます。
1 人口の急激期
人口が減っている今と人口が増えていた昔では、同じ働き方はできません。
人口が減っているからこそできる働き方を考えるべきです。
人口急激期の今を、働き方を変えていくチャンスにする。
学校の戦略を変えて、縛りを外す絶好の機会です。
過去の栄光に固執しても現状は変わりません。
自省も込めて言うと、昔はこうだったんだよなどと後輩に伝えたところで、
何のアドバイスにもなりません。
今に生きる学び方を考えるべきです。
2 社会の潮流
生徒が社会で生きる力を学校は示していくべきです。
それなのになぜ学校は変化を嫌うのか。
その理由の1つに「自分の過去を否定される」からです。
これまでの経験が否定されることは間違いなく辛いです。
だからこそ、これまでの経験を生かせる変化の道を見つけていくべきです。
自分の経験が生かせる潮流に乗って、
過去の自分が未来の自分を支えられる土台になりたいです。
3 学校の足元を見つめ直す
教師は生徒によく変化を求めます。
同じように教師も一緒に変化する必要がります。本間先生は社会の潮流をよく読み、方向性を見据えようとなさっています。
変わることが目的ではなく、生きていくために変わらなければならない。
時代が変わっているなか、学校の授業の何が変わったのか。
主体的な学びは、先生の言うことを主体的に聞くことではない。
生徒が進む道を照らせるように、
後ろから支えられるように、
もっと社会のことを学ぶべきだと思います。
学ぶ余裕を作ることは、働き方改革の余暇の時間を作る目的の1つでもあるはずです。
4 社会とつながる学びの構築
横浜創英中学・高等学校の工藤勇一校長先生は社会とシームレスなカリキュラムの大切さを教えてくれました。
本間先生も同じ視点がベースになっています。
人口の急激、社会の進化、教育のアップデート。
様々な変化が起きるなか、学校現場の目的は何か。
変わることが目的ではなく生きる力を身につけること。
学校を卒業することが目的ではなく社会で生きていけるようになることが大切です。
年度始めのこの時期だからこそ、改めて学校の最上位目標を精査し、職員全員で共有し、
学校で学ぶことや働くことが楽しいと思えるようにしたいです。
教育を本気で語る会では、