ICTの目的は使うことではなく個別最適な学び スピーキングテスト編
みなさんこんにちは!
教育を本気で語る会のJOYです。
スピーキングテストに関心を持っていただいた方との出会いがありましたので、
改めてスピーキングテストの実践をまとめてみます。
今回はGoogleDocumentを使った音声入力です!
1 音声入力とは?
近年よく見るスマホに話しかけてググる光景のように、
Chromebookに話しかけてテキストを入力することで、
英語のスピーキングテストを実施しています。
Wordにはタイピングをして文字を入力しますが、
これからはGoogleDocumentにスピーキングができる時代です!
それを英語入力に切り替えて、授業に活用します!
これによって学べることが2つあります!
2 発音を意識する!
学びの1つは発音です!
日本語でも同じですが、適当に読んでいるのChromebookに認識してもらえません。
相手に伝わるようにイントネーションやアクセントに注意をして、
単語の発音を適切にしようと意識してくれます。
Chromebookに伝わるようにするには、
どういう読み方をすればいいか。
思うように認識してくれなければ、
Ctr+zを押して読み直すことができます。
生徒が自分で考えて、読み方を変えながら何度も挑戦をしてくれます。
スピーキングによる課題解決PBLです。
3 発音よりもチャンクが大事?!
もう1つの学びはチャンクです!
単語を1つずつ読み上げるより、
意味のまとまりで区切りながら読んだほうが、
入力の精度が上がります。
ビッグデータを活用した音声入力の仕組みを考えると、
チャンクで精度が上がるのも至極当然です。
どこで区切ればいいのか、生徒は色んな手段を使って考えます。
友達と協力して文法的に考えたり、
接続詞や前置詞を探して品詞で区切ったり、
モデルスピーキングを聞きながらスラッシュを記入したり、
各自の手法でチャンクを考えてくれます。
4 間違いを楽しめる♪
英語を読んだ後に入力された文字を見て、
えっ?なんでこんな単語になるの??と驚くこともあります。
時には笑えるようなミスタイプ(ミススピーク)もあります。
例えばstarfishと読んだら何故かstarbucksと入力されてしまいました。(笑)
友達数人がこぞってstarfishと連呼するのですが、
何度やってもstarbucksとでます。
JOYが読んでも同じでした(笑)
おそらくstarfishとstarbucksの頻度の問題だと思います。
だからこそin the seaなどのキーワードを添えたスピーキングをすれば、
starfishと認識してくれます。
ここで気づいたことは、生徒が何度も何度も笑いながら英語を読んでくれることです。
失敗を楽しむ生徒の姿に、教師として学びの本質を大切にしたいと思えました。
ちなみに、音声入力された英語の何%が正しいかを友達とゲーム形式で競うこともできます。
楽しく競いたい生徒にのみ、この方法を伝えています。
このように、スピーキングテストの上位目標は個別最適な学びです。
自分で考えて、自分のペースで読んで、自分でブラッシュアップしていきます。
時には協働的な学びにもなります。
その手段の1つが今回の音声入力です。
英語が得意な生徒や関心が高い生徒に向いています。
正しいより楽しい!
やはり学びの主役は生徒ですね!!
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