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大正解だった退職

 6月末で、退職してからちょうど丸3年になる。

 退職に関する投稿を募集していたので、この機会に振り返ってみるのもいいかなと思ったので書いてみることにする。

退職までの経緯

 2020年の確か12月だったと思う。コロナ騒動によって売り上げが落ちたのか、会社が早期退職の希望者を募集し始めた。
 私は元々カメラの開発をしたくて会社に入り、希望通りにカメラの開発を20年、その後は医療、新規事業と職場を転々とし、7年前からは縁の下の力持ち的な事務局業務を担当しており、開発のようなやり甲斐は感じておらず、仕事に対する愛着は全くなかったが、2人の子どもがいたので、最初は会社を辞める気は全くなかった。

 しかし、2021年に入って、1月10日頃だろうか、夕飯のときに当時の妻が私に向かって次のような言葉を言い放った。
「感染対策をしない人とは一緒に住めないので、1か月以内に出て行って下さい!」

 離婚勧告だ。

 我が家は10年以上前から夫婦関係は決定的に悪く、離婚は既定路線だったので別れることに異論はないどころか賛成だったので、翌日には離婚を受け入れると伝え、1か月後に家を出た。
 離婚の経緯については私の本「陰謀論者と呼ばれて」に詳しく書いているのでここではこれくらいにしておく。

 家族から自由になることが決まった私は、「あれ、これなら会社を辞められるな!」と思った。家族を養う必要がなくなるし、家族に反対される心配もない。
 加えて、早期退職の条件が異常に良かったのだ。

 そして私には会社を辞めたい理由がいくつもあった。

大きく分けて、1つは会社に対する不満。

  • 私の愛するカメラ部門を2020年一杯で切り捨てた。

  • コンサル会社のアドバイスに従って部門名を全て英語にして業務効率を落とした。利益至上主義のコンサル会社の言いなりのグローバル企業に成り下がったと感じた。

  • 緊急事態宣言が終わったのに、いつまで経っても無駄な感染対策をやめようとしない

 そしてもう一つは、仕事をしている時間が勿体ないと感じていたことだ。

 コロナ騒動、コロナ偽パンデミックは人類にとっての最大の試練であり、人類存亡の危機に、やる気の起きない仕事などをやっている場合ではない、コロナに関する情報収集と情報発信に全エネルギーを集中したいとの思いが強かった。

 そこで私は早期退職に応募することにし、業務の引き継ぎの関係で少し先の6月末で退職することになった。

会社時代の思い出

 私は大学2年生の時に写真を始めた。その時にカメラ屋のおじさん夫婦に勧められて買ったのがオリンパスのOM-10だった。
 当時のオリンパスのカメラのデザインの良さに惚れ込んでいた私は、オリンパス1本で就職活動をし、無事に入社した。そして希望通りにカメラの開発部門に配属された。

 仕事はワクワクすることも多かったが、開発の仕事は非常に専門性が高くて難しく、中々質の良い仕事ができずに、きつくて仕事を辞めることばかり考えていた。自分の携わったカメラが世に出て、次の製品に携わるまでの期間は仕事が暇になり、その度に転職を考えていた。

 考えた職種は、カメラマン、カウンセラー、占い師、バイオリン作りの職人、校正、保育士、インテリアコーディネーターなど色々あったが、どれも決め手に欠けた。

 会社に入ったのは、憧れの一眼レフの設計をするためだったが、入社して間もなく、AF一眼レフの開発に失敗した我が社から一眼レフのラインナップが消え、一眼レフに携わるチャンスは中々訪れなかった。

 しかし、デジタルカメラの時代になり、他社がデジタル一眼レフを出し始めると、我が社でもということになり、プロジェクトが組まれた。そこに、私が一眼レフをやりたがっていることを知っていた上司から声が掛かり、プロジェクトに参加することができた!

 この時は製品の仕様に関してもメンバーから提案をすることができ、システム一眼の一号機に携われる幸せを存分に味わうことができた。

 そこから数年して、私は映像開発部門を追い出され、私の愛したオリンパスでの仕事は実質的に終わりを告げた。

退職後の生活

 退職後はひたすらコロナ関係の情報を集め、人々に真実を知ってもらうことに全力を投入した。
 やりたくないことは一切やらないことに決めていたので、全ては自分の意思でやることであり、楽しく充実していた。
 平日の昼間には、色々な場所で主に女性たちが楽しいイベントをやっていることを初めて知った。「こんな楽しい世界があったのか!」と驚き、感動した。

 2022年3月には初の著作、「新型コロナ真相謎とき紙芝居」を出版した。

 今は、本の執筆活動や講演会活動をメインに、人生の明確な目標を定めて突き進んでいる。充実した毎日を送っている。

#退職エントリ

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