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銀行券(マネタリーベース)は教科書とは逆向きだった!?=ある日銀マンが気づいた現場のお金の流れ

 私たちが普段使うお金(紙幣=銀行券)は「マネタリーベース(ベースマネー)」と呼ばれます。ここでは、ある日銀マンの新人時代の銀行券に関わるエピソードを紹介しましょう。銀行券を扱う業務をやらされたところ、「あれっ、なぜ教科書と逆なのだろう」と思ったそうです。教科書のイメージでは、日銀が(能動的に)マネタリーベースを供給しているはずが、実際には「受動的であり、供給の主導権がなかったから」です。

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