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もし「営業局」が存続していたら…=決定会合フル出席の意味(下)

 前回の続きです。金融機構局幹部の金融政策決定会合へのフル参加は歓迎すべきことです。歴史にイフはないのですが、もし「営業局」がもうしばらく存続していたら、2000年ゼロ金利解除の失敗は避けられていたのではないか、というのが私の感想です。組織構成と政策運営の観点から「金融システム安定部局」(以下、プルーデンス部局)の位置付けを振り返ってみます。

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