希望は追うものではない.
善悪の判断や, 己の欲するところに従って見分けたり. あるいは, 安心できるより何処を探したり, 全てに諦めてただ死に向かって生きたり.
改めて, 人の生とやらは美しく儚い.
それぞれが尊く, 淡く, 逞しい.
空気や感情に左右されず, 調和する, 無碍融通な状態というのは散々人々が試みてきた意識の変容というか, 浮遊と言った方がよいか.
瞑想, マインドフルネスと漂う意識状態を保つのに忙しい. マインドのメンテナンスは必須アイテムなのだろう.
希望に向かって歩むから絶望は追ってくる.
お馴染みの言葉を解説
さて, 結婚式で有名で引用される御言葉.
さて, 信と希望と愛と, この3つが残る. これらのうち最も大きいのが愛である. 第1コリントス13章-13
この“愛”は感情の話ではない. 神のサブスタンスによるフェイス.
愛によって働く信が意味を持つ. ガラテヤ5章-6
愛のないフェイスは虚しい....
山をも移すほどのフェイスを全て持っていたとしても, 愛を持っていなければ私は無に等しい.
第1コリントス13章-2
そこで考える. フェイスと希望の関係性.
抜け落ちた原語の意味
人の考える希望は時空間と, 感情, 方法に左右される. しかし, フェイスとは願われるサブスタンス. 既に“在る”のだ.
望みに反して望みを信じた人は,「あなたの種はこうなる」と語られたとおり, 多くの国民の父となるためである. ローマ4章-18
Who against hope believed in hope, that he might become the father of many nations, according to that which was spoken, So shall thy seed be. Roma 4-18
“believed in “ の前置詞in の原語は“epi” .
方向, 場所, または時間, 順序のスーパーインポーズ. スーパーインポーズとは重ね合わせる, 焼き付ける.
希望の上にフェイスがSuperimposeする.
故に希望は既に在る. 時系列の中で現れるゴールではない. 今, ココに既にありフェイスの中で現れるのだ.
フェイスは願われるサブスタンス, まだ見えていないものエビデンスである.
フェイスは聞くことから, 聞くことはキリストの言葉|《レーマ》を通してなのである. ローマ10章 17