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秋を思いつつ.

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世間では「秋はもうどこかへ行ってしまったのだろうか?」と毎度春と秋の迷子キャンペーンがあると思うんだけど, そういえば僕はどうやって秋を嗜んでいたんだろうと考えてる. 


生まれた故郷の名残から, 紅葉や生き物, 食から感じることが多かった為視覚優位であり, 山々を眺めて身体時計を調整していたのがほとんど. しかし今年は悔しくも美しい山々を見ることができていなかった. のにも関わらず,僕の中では充分に満喫した気分であったため「なんでだっけ?」と思い巡らせたわけである. 

でも今こうやって思い返すに視覚優位とはいえども身体いっぱいに, “知覚”目一杯に我々人類は地球の角度ごとで訪れる世界を味わっていたのである. いや, 抱きしめていたという方が極私的にはしっくりくる. 

ところで去年のテーマは“丁寧な暮らし”だったのだけれど, その名残もあって一吸気中にどれだけ豊かに味わえるか?という走馬灯の速度が随分と加速した気がしていて, これは素晴らしい体感だなと. 

忙しない日々でも身体に入っていく生命, 聞こえてくる振動, 香りに光の色彩をしっかり抱きしめてくれる頭の計算機といい. 知覚アンテナの不思議, 人類が平然と使ってる機能に感動している. 


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