パフォーマンスツアー in タイ3
僕は今回、
「過去から、そして未来への手紙を受け取る。」
というのをテーマにしていた。
それは街並みや人柄、遺跡を見ることや触れることによって
読み解くことができる。
感じられたものはメッセージであり手紙。
そして僕は受け取った言葉を咀嚼して
明日の自分へ届けようと考えていた。
しかしこの旅を通して感じたのは
歴史の声ではなく異なる今を生きる人。
その「今」に、耳をすませられるか。寄り添えるか。
目新しさのフェイクが惑わす幻想に僕らは何を見出すか。
いや、何処に立っているか。
初めてユーラシア大陸を巣の足で踏んだ。
自分の足で立った時
地球の呼吸が聞こえた。
密売の歴史と幾多の血が流れた国境で
先住民の記憶と僕の遺伝子が反応して
涙が溢れた。
幼きころからの夢、象の背中に乗ること。
その夢が果たされた時
少しの困惑を覚えたのは、
観光業という名の如何にも人間らしく
もっともらしい理由づけで正当化された
象への調教と労働だ。
然と共存してきた我々は果たして
敬意を持って“象に寄り添っていたのか”
小学校へ訪問した時
直感したのはダイバーシティの判例ではなく
子供達の瞳の奥に宿る希望の光であり
純粋に今を生きる夢見心だ。
彼らの目線は横ではない。前だ。
大人と言われるようになった今
必要なのはリスクや恐れ、合理性を考えるマネジメントではなく
今を生きる没頭力と想像力ではないだろうか。
続く。。
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