日本には必要性が薄い仕事が多すぎる~人手不足の解消のために~

絶望的な人手不足が続き、今後はますます状況が悪くなる一方。

いろいろ対策を打っているものの、現役世代の人口減は確定です。
現在の経済規模や利便性を維持するのは難しいでしょう。

将来を嘆く前に、冷静に見てみると、
必要以上に需要が多い仕事がけっこうあるんですよ。

例えば、警備業。人手不足と言われているけど、どこにも配置する必要ありますかと。
交通量が多い工事現場、博物館、大きい商業施設
高級ブティックだけで充分ではないですか。少なくとも、住宅街の工事現場には要らないでしょう。
どこもかしこも、警備員がガードする必要はありません。

あと、新聞の配達員。
新聞配達やっている国は、日本だけです。
おかげで、日本は00年代まで新聞の購読者数が世界一でした。

テレビ、ネットと情報を伝達する手段が増えたため、
新聞を読む人は減りました。紙で読む人は希少種です。

にもかかわらず、新聞配達の仕事が無くなりません。
(町にある販売店は減っていますが。。。)

正直、配達員は、日本郵便や宅配会社のバイク便ドライバーで
転身していただくのが良いと思います。物流業界、深刻な人手不足ですから。

極めつけは、文系事務・営業職の管理職クラス。
事務・営業職の需要自体は過剰ではありませんが、船頭が多すぎるのです。
日本の大企業の終身雇用・年功序列の負の側面です。
部下がいない管理職、専門性の無い管理職は、必要ありません。
降格人事を積極的に導入しましょう。
ホワイトカラーでも、ブルーカラーでも良いので、現場の前線で働いてください。
加えて、伸びしろがある業界(介護・葬祭)への転身も積極的に。
損保ジャパンやベネッセが介護事業の関連会社に転籍させているように。

人手不足の時代では、需要や必要性の少ない仕事にこだわるのではなく、人材を需要の多い業界へシフトすることが必須です。
会社も社員自身も。マインドセットを改める必要があります。

人手不足の緩和のために、
まずは、本当に人材の需要が適正かを見極めることが大切だと考えております。


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