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(うるか) て知ってますか?

うるか」とは塩辛のこと。

三隈川、大野川などの清流でとれるアユを使って、「あゆうるか」がつくられた。
うるか」には「身うるか」、「子うるか」、「にがうるか」の3種類がある。
それぞれ、
身うるか:新鮮なアユの身、内臓を「うるか」にしたもの。                                     基本的な作り方とうるかの種類について

主原料である胃や腸を洗って中の砂や泥を取り除き、細かく刻んだら全体量の3割ほどの食塩を加えて、日に数回かき混ぜながら寝かせます。
1週間ほどたったら、水分を切って瓶に詰め替えて密閉、数ヶ月ほど熟成させたら完成です。

内臓を洗わずにそのまま漬けたものを、「泥うるか(土うるか)」と呼び、身を細かく切って混ぜた「身うるか(親うるか)」は、熟成期間以外いかの塩辛と作り方はほぼ同じ。
内臓に身と骨を加えた、「切りうるか」と呼ばれる塩辛もあります。

けっこう手間も時間も掛かるから大変かも知れないです。

鮎の内臓と室戸海洋深層水塩で作る本格鮎の塩辛
通好みです。
アンチョビのような使い方が可能です。
発酵し熟成させたうるかは、調味料としても使われており、旨味成分が多く、味に独特の深みを出すことで知られています。
特にナスとの相性がよく、当地では炒めものによく使われるほか、干物に塗って焼けば、独特の芳醇な香りにお酒がすすみます。
うるか単体で美味しくいただくには水分がつかないよう、乾いた箸で小分けして、小皿にとり、お好みで日本酒を加え柚子・レモン酢等をかけられると一層美味。
そのほかご飯にのせてお茶漬けも最高です。

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