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エフェクターの話

楽器をはじめて半年ぐらい経つとエフェクターに興味を持つ時期が訪れる思う。BOSSとZOOMが鎬を削っていた90年代、自分の周りではどちらかのマルチを所持することが初心者からの脱却みたいになっていた。

かく言う私もZOOMのマルチでエフェクターデビューした訳だが、あまり使いこなせずに差し障りないプリセットを選ぶか、ギャンギャンに歪ませて遊ぶぐらいで活用しているとは言えなかった。

プレーンな音を目指すかガッツリ歪ませるかは本人次第だか、はじめの足元はシンプルが無難だと思う。今回は所持したエフェクターの一部を遍歴として綴ろうと思う。



Hatena? Active Spice

マルチからの切り替えで初めて購入したコンパクトエフェクター。コンプレッサーとプリアンプがセットになった珍しいタイプ。暖かみのある音色がパッシブ機とマッチして、素で70点のクオリティを自然と85点ぐらいまで引き上げてくれる印象。原音を崩さずちょい足しで音を良くしたい。そんなプレイヤーにお勧め。


TECH21 SansAmp Bass Driver DI

まだミドルがなかった時代のサンズアンプ。とりあえず繋いでおけば「その音」になるため、個人的にはウェイパーみたいなモノだと思っている。私はアクティブのベースでうまく扱うことができず、L-2000では本体をパッシブにして使用していた。ローを上げ過ぎず、DRIVEとPRESENCEで程よく主張するのがコツだと思う。


MXR M80 Bass D.I.+

ベースプリアンプ界隈ではもう一つの定番。こちらはディストーション寄りの歪みを得られるのと、Colorスイッチでサンズアンプのようなテイストに変化できるうえ、MIDもあるため一台で色々試してみたいプレイヤーにお勧め。安い割に優秀なイメージだったが最近は高騰している模様。


LINE6 POD Farm

エフェクターではないが初めて使用したアンプシミュレーター。安価でありながら音も操作性も悪くなかった。「LINE6の幕の内弁当」そんなイメージ。私にとってニコニコ動画時代を支えてくれたモノであり次のエフェクターを購入するきっかけにもなった。

ちょうどこの頃は、POD Farm だけで音作りをしていた。


LINE6 HX Stomp

現在のメイン。PODで得たノウハウを活用できるうえ、多機能ながらコンパクトで高級感のある筐体も良い。フットスイッチが増えたXLタイプもあるが、ベース利用なら3つあれば十分。同時接続できるエフェクターはアンプ・キャビネットを含め8つまで。

❶★ピッチシフター(半音下げ)→ ❷ノイズゲート → ❸コンプレッサー → ❹サンズアンプ → ❺ダークグラスB7K → ❻★Klon Centaur → ❼Aguilar DB 751(アンプ)→ ❽MESA/Boogie 6x10(キャビネット)→ sennheiser MD 421(マイク)

現在はこのような配列。★にフットスイッチを割り当て on/off できるようにしている。特にピッチシフターが優秀で、前後2音程度であれば違和感なくピッチの上げ下げを表現できるためとても重宝している。

φnality Blast - 幽冥雪月花
サポートで参加した際は、ピッチシフターを使って1音下げで録音をした。



エフェクターの扱いに慣れてきたら思い切ってボードに挑戦して独自の世界を表現しても良いし、今はマルチを選んでも損はないから、自分にあったモノを選んで楽しむのが良いと思う。

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