【肩関節周囲炎】五十肩の固着を安全に解消する「力道スタイル」重症者でも安心して行える五十肩の体操
皆さんこんにちは。
セルフ体操の発明家「ホネキン代表」です。
五十肩(四十肩)に関しては、肩関節に物理的な問題がある場合と、構造上には何も問題がない場合があります。
統計的には構造に問題あり20%、問題なし80%くらいの割合で、実際には何も問題のないケースが多いのが実情です。
1.自分の五十肩はどっちのタイプ?
<物理的な問題による五十肩>
肩峰下滑液包炎、ローテーターカフ筋の腱板損傷(特に棘上筋腱炎)上腕二頭筋腱炎、腱板石灰沈着までを含む。
物理的な問題が起きている場合では、何らかの原因による損傷はもちろんですが(ボールを変な角度で投げた、電車のつり革で引っ張られたなど)
それら以外にも肩関節の血流が低下することによっても、組織が傷つきやすくなり腱板損傷や炎症を起こします。
<心因性(ストレス性)による五十肩>
じつはほとんどの五十肩は、構造上には何も問題が起きていません。レントゲン・MRI・エコーなどでどんなに画像確認をしても、どこにも損傷や炎症などの異常が見当たらないのです。
2.「力道スタイル」のやり方
1)腰に手を当てる(骨盤の骨の上にこぶしを乗せる)
2)肩を前に出す→肩を後ろに引く(背中を寄せる=胸を張る)
3)その動きをくり返す。
<回数目安>
50回/1日3回
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3.このメソッドを成功させるコツ
心因性のものは、何も肩関節だけに症状を出すわけではありません。人によってはあらゆる場所に、画像では確認できない不明の痛みやあらゆる不調を感じさせます。
もちろん画像検査によって原因がはっきりと特定できている場合は、それぞれの症状に病名や診断名が告げられますが、同様の症状がありながらも、どこにも異常や変形などが見受けられない場合、その多くは心因性のものだと指摘されるケースが多くなっています。
心因性のものによる症状を完全に消し去るには、その心因を引き起こす原因そのものを解決させるのが一番の近道であることは当然です。
しかしもうひとつの策として、痛みが出にくい方向への体操やストレッチなどを行うことも、たいへん有効な方法ですので是非試してみてください。