Pintech Visulite 奮闘記・前編
こんにちはヒマラヤです。以前ツイッター上でmy new gearとか言って自慢してたPintech Percussion社のVisuliteなるデジタルハイハット、Sensory Percussionと上手く融合させると面白い表現が出来るのではないかと思いボーナスをぶち込んだわけですが、結果から言うと大後悔です。大後悔時代の到来です。
半分は商品への過度な期待が原因なのですが、もう半分は電子ドラムとして世に出すには致命的な欠陥が多すぎる点です。人柱として自分以外に枕を濡らすドラマーがいなくなる事を願って、嘆きのnoteを綴ります。
Visuliteは所謂電子ドラムのシンバルなんですが、本来電子ドラムは単体で音を出す事が出来ないので別途音源モジュールという物が必要になります。巷にある最近の音源モジュールはドラムを自宅で練習したいというニーズに合わせる為にリアル指向なドラムの音が多数入っています(〇〇年代の△△社のドラムセット的な)。
noteを読んで頂いてる方はお気付きだと思いますが、自分はそんなもん一切求めていないので直接AbletonにMIDI信号送れるマシーンみたいなものはないんか!?とグーグル翻訳と肩を組みながら調べているとドンピシャな商品を発見。
電子シンバルの間にこのMIDIコンバーターを据えてPCに接続すればDAWにMIDI信号を発信させて音を出す事が出来るという事です。これなら無駄に高価な音源モジュールを買わずに済むし、使い慣れたAbletonでサンプルの編集も出来る。正に今の自分にピッタリの商品!この勢いで電子ハイハットも行ったれ!!!と注文して数週間後、悲劇が訪れることになります・・・
思ってたところと違うポイントその1・ハイハットコントロールの機構
最新の電子ハイハットは位置情報を検出するセンサーが付いた上下のシンバルが独立しており、フットペダルの踏み込み具合と連動して本物顔負けのニュアンスを再現出来るモデルもあります。ニュアンスまでは求めてませんが、クローズ・オープンの鳴らし分けぐらいは出来たら良いなと思っておりました。
※グーグルの画像検索で見つけた裏側の画像、中央の妙な黒い部分がセンサーと思ったのですが。
が届いたのはこちら、自前のハイハットスタンドのペダルにワイヤを取り付けオープン・クローズを検出する機構。お粗末過ぎる・・・(結果は後述しますが、違うもん届いたぞと一応メールする)
しかも自分が持ってるハイハットスタンドには取り付ける事が出来ないという最悪の展開(無理矢理取り付けてもヒートンが他の部分に引っ掛かって動かない)、偶然ペダルの先端に小さい穴が空いてたのでホームセンターで小さいヒートンを買って取り付ける事で事なきを得ました。
思ってたところと違うポイントその2・センサーが異常に敏感
前述した通りハイハットのベル部分にセンサーが付いているので、別の音色をアサイン出来ると思ったんですがここにも落とし穴が。MIDIコンバーターにもSensory Percussion同様にthreshold調節機能があるのですが、そちらを上限の64に設定した上で叩いてもハイハットのベルとボウ双方のセンサーが反応してしまいます。
しかもハイハットペダルと物理的にも連動しているので上下を繋ぐコードにも振動が伝わって鳴ってほしくないタイミングで音が鳴ってしまいます。流石にこれは酷すぎる。
思ってたところと違うポイントその3・クローズとオープンを認識するポイントが変
図の通りハイハットペダルを踏み切った所でクローズとなるべきなんですが、何故か途中で切り替わる、センサーにSensitivityと書いたツマミがあるので弄ってみるものの特に変化無し・・・何の調節する為に付いてるか全くわからず。
とここでメールの返信が来たんですが。写真はセンサーが一つだけついたモデルで、私が注文したものはシンバルのベル部分にもう一つセンーが付いた上位モデルなのでそもそも商品が違いまっせ。との事・・・
なんで上位機種の方がショボいねん!!!!!となりましたが、絶妙にダサい見た目は気に入ってるし、開封しちゃったし、これ以上英語で文句言う気力もなかったので我慢して工夫する方向へ。文字数もアレなので次週に持ち越します・・・
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