脳科学を、もっと幼児教育に活用したい ~「幼児教育と脳」を読んで~
こんにちは~honaです!
今日は小1長男が初めて自分から学校休むと言ってきました。頭が痛い、お腹が痛いそうです。 今はすっかり元気になって外で遊んでいますが…(;^_^A
ちょっと聞いてみると、学校の授業が簡単すぎてつまらないそうです。一斉教育のデメリットをすでに享受してしまっている・・・。ただ今のところお友達は好き、給食も好きと、楽しいこともあるみたいで、現時点では明日は行くつもりのようです。
小学校に行くことを無理に勧めることはしたくないのですが、突然休みになると私のスケジュールが大きく狂うし、本人も何もしないのは違うと思うので、今後も話し合いながら考えていこうかなと思います。
さて今日は、やっぱり幼少期の育ちに、脳科学は無視できない!と思ったことについて 残していきたいと思います。
今こちらの本を読んでいます~
まだ読み途中ですが…今の時点で心に残ってアウトプットしておこうと思ったことを残していきます~
私がここまで読んでいて、ものすごく面白いなと思ったのは、ヒトの進化と幼児期の脳の発達には、深く関わりがあるという点です。
その背景として、乳幼児期の脳のダイナミックな変容があります。
上述の本からものすごくざっくり、かいつまんで申し上げますと、その1つがニューロンの大量死。その後もニューロンは新たに生産されることなく減り続けるそうです一部例外あり。そして2つめが、その大規模な細胞死が起こる時期の後半からその後にかけてシナプスが豊富かつ急速に形成されること。そしてそのシナプスも、生後数歳からは急速に減少して15歳には大人の密度に近づくそうです。
では幼少期のこの過激な変容はなぜ起こるのか?ということについて、著者の澤口さんは「脳が幼少期に刈り込まれる」という表現をされています
つまり生まれたすぐには大量のニューロンが用意されているけれども環境に応じて必要なニューロンだけ残っていく。 シナプスも同様の考え方である。
もちろん遺伝的要因も排除はできないけれども、環境が脳に与える影響があることはほぼ間違いないと言えるそうです。
またもちろん大人になったら脳が発達しないわけではないということはみなさんの体験でもお分かりだと思います。ただ澤口さんによると、その変容の程度が最も大きいのが幼少期であるとのことなのです。
そしてこの幼少期の脳の変容が、ヒトの進化に深く関連しているとのこと。
その鍵を握るのがネオテニー説だそうです。
つまり、幼年期が延長することで、脳が柔軟で可塑性をもつ時期が長くなった。それが脳をより発達させ、ヒトとして進化することにつながったのではないか、と言うことらしいのです。
めちゃくちゃ面白くないですか?!
私たちは幼年期や少年期を、本当に甘く見てはいけないということことが、脳科学によってすでに証明されているのです。
だから、こうした脳科学のメソッドが、もっともっと保育や教育の現場に生かされればいいのになと思います。
実は以前、以下の本も読んでいて、今回の本が紹介されていたので手に取った経緯があります。
こちらで紹介されている幼少一貫の施設では脳科学のエビデンスに基づく教育をされているそうです。こちらの本もとっても興味深かったです。
正解というのは教育にはないと思うんですけれども、ただこれだけ科学技術が発達している現代においては、こうした脳科学や他の分野の様々な知見・エビデンスの活用も推進していく必要があるのではないか、と考えています。
しかしやはりこういう入った新しい世界を切り開いてくれる読書って本当に素晴らしいですね。 澤口さんの本は、専門用語が多くて(つまり確りと説明して下さっている)私は読むのが遅くなってしまっているのですが、それでも最後まで絶対読んで、また新しい気づきがあったらnoteに残していこうと思っています!
ではでは今日はこのへんで。
お読みいただきありがとうございました!
hona