12月第1週の「本の話」 おすすめ3選!
11月28日(木)から12月4日(水)に、本の話で公開された記事の中から、注目の記事をピックアップ!
★年末年始に読みたい!文春文庫 オブ・ザ・イヤー2024
クリスマスムード漂うこの季節、毎年恒例の「文春文庫 オブ・ザ・イヤー」が公開されました!新刊本、既刊本、発掘本の3部門の各部門No.1のほか、多数の作品が紹介されています。大人気シリーズの最新作や映画化でも話題になった心温まる名作、時代を超えて再び愛される傑作など、バラエティ豊かな作品たち。年末年始の読書時間にぜひ手に取ってみてください!
詳細は下記をご覧ください!
★新書ためしよみ
五十九歳、独身、末期がんの医療ジャーナリスト、長田昭二さん。たった一人でお金や治療、生活と仕事の不安に向き合ってきた経験を赤裸々に語ります。医療ジャーナリストとしての視点を持ちながら「おひとりさま」でがんと闘う長田さんの前向きな「闘病記」です。
試し読みはこちらから。
戦前の東京や上海で暗躍した旧ソ連の大物スパイ、リヒャルト・ゾルゲ。処刑から80年が経過した今、ロシアのウクライナ侵攻に伴って再び注目を集めています。国際情勢を見通す優れた分析で高く評価され、若き日のプーチンにとって憧れの存在だった彼の活躍を、近代ロシア研究の第一人者である名越健郎さんが臨場感たっぷりに描き出します。
試し読みはこちらから。
★オール讀物連載📚単行本発売!
『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』(織守きょうや 著)
本格ミステリの季節到来――ということで、織守きょうや さんに“本格推理×時代小説”の新刊『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』についてうかがった動画を3本、公開します!
①本格ミステリーの古典にちなんだ収録作のタイトルに注目!
②『花束は毒』の担当編集者と語る〝本格推理×時代小説〟の魅力に注目!
③『まぼろしの女』の構想が生まれた〝最初の一歩〟に注目!
『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』の詳細はこちら!
『秋葉断層』(佐々木譲 著)
名手・佐々木譲 さん渾身の警察小説『秋葉断層』発売! 捜査一課特命捜査対策室に所属する水戸部刑事が、秋葉原に眠る秘密を探っていきます。ササキ流警察小説の読みどころとは――。
『秋葉断層』の詳細はこちら!
●今週のポッドキャスト
【話題作🎧試し聴き】
エマニュエル・トッド著『第三次世界大戦はもう始まっている』
『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』が話題の著者エマニュエル・トッド。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、その先にある「第三次世界大戦」に警鐘を鳴らします。ぜひオーディオブックでお聴きください。
【5分で聴く♪文春新書】
松本侑子著『赤毛のアン論 八つの扉』
カナダの作家L.M.モンゴメリの『赤毛のアン』。誰もが知る名作ですが、シリーズ全8巻を日本で初めて全訳したのは作家・翻訳家の松本侑子さんです。その松本さんが「大人の文学」として再評価される同シリーズの読みどころを徹底ガイドした『赤毛のアン論 八つの扉』をお届けします。私たちに馴染みがあるのは少女時代を描いた『赤毛のアン』ですが、その後もアンの物語は続きます。息子3人が第一次大戦に出征する第8巻『アンの娘リラ』までの50年を越えるアンの人生と、カナダの激動の時代を描いた、いわば大河小説なのです。今回は著者の松本さんが本書のエッセンスをリスナーに特別に明かしてくださいます。(聞き手:鳥嶋七実・文春新書編集部)
【著者が語る】
蔦屋はなぜ写楽の正体を隠したのか?谷津矢車さん新刊『憧れ写楽』インタビュー
多くの傑作を残し、約10ヶ月で姿を消した東洲斎写楽。この謎多き絵師にふたたび筆を取らせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は「写楽の正体」だと噂される斎藤十郎兵衛のもとを訪れるが――幻の絵を追い求める喜右衛門の前に蔦屋重三郎が立ちはだかる。なぜそこまでして写楽の正体を隠すのか? 新機軸の写楽正体もの『憧れ写楽』について、著者の谷津矢車さんが語ります!