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釣りの日サンドウィッチ

人生が長い道なら、その道草が旅なんだ。 澁江俊一(コピーライター)


幼き日の非日常


こんにちばんは、フジカワです。

今日から、というか昨日から24時間テレビが始まりましたね。

24時間テレビと聞くと、その日だけは夜更かししてもいいと親に許された、夏休みの夜を思い出します。
感動の実録ドラマや、マラソン、サライのイメージがありますが、個人的には深夜帯の一息ついたような雰囲気のお笑い番組や、トーク番組の方が記憶に残っているようです。
何よりも、いつもは寝ている時間に起きてテレビを見ているという行為が、大人になれたように錯覚していました。

今思えば、夜更かしの何が特別だったのだろうかと言えるほど身近なものになっています。


子どもの時分に特別に感じていたことも、大人になると実は日常の一部でしかないものが多いようです。

僕は小さい頃、ポケモンの指人形を熱狂的に集めていたのですが、「大人になれば自分のお金でたくさん買えるんだろう」と胸を弾ませました。

指人形の収集は思春期の訪れよりも先に途絶えましたが、小さい頃の経験は今の自分を形成するようで、相変わらずお財布事情を顧みないで、本や変わった服を集めてしまう悪癖は残ったままです。

他にも、誕生日の日に連れて行ってくれと懇願していたJoyfullは、大人になってからはランチの最終手段になりました。

(Joyfullとは、大分県発祥の九州を中心に店舗を持つファミリーレストラン。最近ではYouTuberのヒカルさんとコラボし、話題になっています。)

もう一つあるとすれば、父に連れて行ってもらった海釣りの朝食が当てはまります。
朝四時、眠い目をこすりながら父に連れられて、明け方よりも前に海釣りへ出発し、道中コンビニやヒライで好きな朝食を買ってもらう。僕はもっぱらサンドウィッチを選んでいました。

それを車内で、水筒のお湯をカップスープに注ぎ、一緒に食べる。僕は、正直釣り自体よりも、この真っ暗な中、父と車に乗って食べるサンドウィッチを楽しみしていました。

(ヒライとは、熊本発祥のお弁当屋お惣菜のお店。ちくわにポテトサラダを詰めて揚げた「ちくわサラダ」が有名。食ってみな、とぶぞ。



小さい頃の非日常に対する冒険心と、心が躍る感覚は、大人になって物を知るにつれ失われていくことは間違いありません。

ただ、自分が今生きている環境下で、少しでも非日常に飛び込めるような、興味の神経系を刺激してくれるような機会は、積極的に獲得していくべきだというのは僕の持論です。


皆さんも、日常に潜む「冒険」を是非見つけてみてください。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
24時間テレビの有吉の壁を見ながらふと思いました。佐藤栞里ちゃんの人を笑顔にする笑顔が好きです。

#夏のオススメ

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