息子と・・
息子を洗脳している?というか、一緒にNHKで、やっているアニメの『銀河英雄伝説』を取り置きして見ている。
今日は小説なら、一巻の自由惑星同盟が帝国へ大規模出兵を決めるシーン。
子供は戦闘や戦争のシーンに目が行くが、民主主義とは一体なんなのか?専制政治はなぜ生まれるのか?といったいわゆる社会科や公民の大事な部分を教えてくれている部分なんで、六年生の息子に問う。
「ヤンが言っている意味わかる?」
「えっ」
「これって選挙が大事という話なんだよ」
「いい加減な政治家を選ぶと自分たちの身にかえってくる。選挙は必ずいかないとだめなんだよ」
「うん。わかった。」
本の魅力
アニメで興味を持ってもらい、将来読んでほしい本でもあるので、めったに一緒に見ないアニメをみている。
『銀河英雄伝説』は本だと、第三者的分析が後世の歴史家の視点で書かれている。それは、歴史の常道を理解し、名君はなぜ善政をしけるねか?なぜ、民主主義は衆愚化するのか?外交と軍事の関係性といった政治のあり方を物語の中に織り込んでいるから・・
ガンダムも悪くないが・・次の時代によい認識、教養を与える本だと個人的には思う。
これからの時代は、今まで以上に政治が大事になる。若い世代が政治をチェックし、デモではなく選挙に行くが大事になる。
僧侶として
お坊さんが政治に口を出すはありか?なしか?というなら・・今の日本なら本来なしかな?とは実は思う。一国民としては意見をいうべきだし、選挙には行くべきだが・・
待ってくれ、日蓮聖人は『立正安国論』書いてないか?という質問があるかもしれない。
これは、この当時、選挙制度でないこと、飢饉や感染症が多発し、内乱が起こっていたにも関わらず、政治家が現状改革を怠り、浄土へ赴くという現世をあきらめる思考に走っているように見えたからだと思う。
宗教と政治の微妙なバランスの点も『銀河英雄伝説』は考えていて、地球教の話が出てくる。
宗教を健全にあれる状態は、みんなが安全で精神的に平安であることが必要だと思う。
今はコロナ禍で実は不安定、変な宗教が出てこないとは限らない。
ともあれ、息子にはうるさい親父だろうなー(笑)