自由になるために
昨日も書いたが福岡伸一先生の『迷走生活の方法』を読んでいる。かなり刺激的で今見ている視点を超えるメタ認知を促してくれている。
仏教では、個人個人の視界、認識の在り方を見直しメタ認知を促すが、生物学はそれを促すものだと感じる。動植物の歴史や進化は人間の歴史を優に超えている。そこにある法則は我々の考えのレベルを超えて本来の在り方を示してくれる。
視点が大きく、遠くに置かれると思う。また、人間という動物の特徴も認識される。些末な事項にとらわれないでものを見る視点を与えてくれるのだ。
福岡伸一先生は人間の特徴を言語を有することで、必ずしも種の保存を絶対視しないようにすむようになったと言っている。
そこに人間の特徴がある。さて、生物学の本、エッセだと個人的にもう一人好きな研究者がいる。それは長谷川眞理子先生、気になっていた本をついに買っしまった。
『モノ申す人類学 』
長谷川先生の文章はいつもお茶を濁さない。かなり難しい課題に生物学の視点で意見を述べ、必ず解法が出てくる。ものすごく小気味よい。
さて、イノベーションというものを考えたりするには、自分の利益や価値観から離れてものを見ることが必要になると思う。そういう意味でアートや天文学はまさに視点をかえてくれると思う。人間なんて小さいなーと。悩みを一旦忘れててもう一度まっさらな視点で向き合うには、リベラルアーツ(自由になる技術すなわち教養)が必要だろうと思う。それが未来踏み出す力になる。
ちなみにそんな私が好きな好きなSpotifyはコテンラジオですが、特に好きであり、これこそリベラルアーツと感じるのは…
歴史上、最大のOSの書き換えだと個人的には思います。これ聞くとまっすぐに物をみる。肩書にとらわれない力、スーパークリティカルシンキングの必要性を感じます。
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