巻き込む
昨晩は、ついに自分が発案した、下記のワークショプが行われた。
今、「生老病死を考える」ワークショップを行いました。 2003年出版の庄司進一 編著『生・老・病・死を考える15章 実践・臨床人間学入門』を題材とし、生老病死のいずれかを皆様と一緒に考えて共に語り合える場をつくります。
今回のテーマは新型コロナ治療でも話題となった人工呼吸器の装着についてです。
ここに至るにあたり、僧侶の畏友2人に、いつもお願いするワークショプデザイナーさんに参加してもらい、4人で作ってやってみました。そう、いつも通り、甘えん坊将軍で3人を巻き込んだわけです。
さて、この件で二時間が長いか短いか?盛り上がるか否か?打合せは、面白くなると感じていたが、やってみないとわからない。ワクワクドキドキな一瞬です。
チェックインの後、課題の文章から条件を抜き出し、2グループに分かれて話し合いを行い。その語、皆でグループトークをもとに話し合うと言う形に…
私は皆さんを知っていましたが、はじめましてという方が多い方も…話が噛み合うか?と心配はしましたが、皆さん話し合いが上手なのと、スタッフをつとめてくださった私以外の3人が的確な運営をしてくださり、濃密な時間になったのではと思います。
対話形式の読書会やワークショプを何個かやっていますが、これもコロナにならなければ、やらなかったしやれなかった。地域を超えて集い、対話をする。贅沢な時間だとつくづく感じます。
生老病死は仏教では四苦と言います。自らの問題として、向き合うというのは、根本として大切だと思います。現代社会、現代医療の中で、四苦と向き合い考えるというのが、個人的には課題であり、私にとっての敢えていうなら布教に当たります。
答えは一つではない。信仰があろうとなかろうと、諸行無常であるという事実と向き合う。自我意識から離れがたい人間として、どうあるべきかを問い考えて頂く。究極、自分自身の仏教者としての使命があるとすればこれかな?と感じます。