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信用とお金

熊本の豪雨災害が起こった。

昨年、千葉も台風被害に会った。自坊も8日間に渡り停電し、それにより断水した。幸い、茂原に代務寺院があるおかげで、行ったり来たりを繰り返しながら生活を行いなんとか過ごしたが…

今回の場合は、テレビで見ている限り被害状況がかなり酷い。さらには、ボランティアスタッフを県外は不可としていてかなり状況が悪い。結局、県外にいる我々ができるのは送金しかないようだ。

さて、変な話しだが、キンコン西野のオンラインサロン「オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所」が今回の豪雨被害のために秒速でクラウドファンディングを立ち上げ、復旧支援のお金を募った。

誠に些少だが募金した。そこで大事だったのは一口が500円だったこたと、小額であり、各人の負担は少ない。わたしもそうだが何口か課金する人もかなりいたのでは?と思う。結局、一人で何口も支援するが出て延べ人数が増えるから、空気を作ってもいる。ある意味でクラウドファンディングの教科書的と感じる。延べ人数は7日終了時で1万人を超えている。

さらに、大事なのは出口の戦略。募金総額は500万をこえているが、あくまで有限なお金、さらに募金されたお金がどう運用されるか、オンラインサロン内で一円まで報告している。お金が他の場所に消えたりしないように情報開示している。

寺院とお金

災害被害の募金の話で失礼だが、これって寺院にとっても勉強になると思う。

今回以前もハレノヒの件や西野さんの生活のあり方をサロンメンバーは知っている。だから自分や会社のために使わないのは分かっている。身がきれい、信用できる。

だから、躊躇なく募金する。その上できちんと情報開示する。

我々寺院の場合、お布施を頂き、寺院に入れて坊さんは月給を頂く。(寺院は無税たが、坊さんは課税されてます。坊主まるもうけではないよ!)

ここで正しい生活をしているか?が大事かなと思う。これが出来ていないと、例えばだが、寺院改修や寺院再建でお金があつまらないになる。

生活できない質素さは求めてはいないが、著しい贅沢や説明責任が果たせない派手な支出は、見られていて、それが反映されると考えるべきだと思う。

檀家さんが信用しているいないがこういう場合に如実に出てしまう。

ちなみに、災害被害支援にもう一つ違う場所にも送金したが、これは日頃お付き合いしている友人達が立ち上げたもの。中心になってやっている人物が信用でき、確実に情報開示してくれるのがわかっている。だから躊躇なく募金できる。

自坊と私のあり方、振舞い方も問われていると感じる日々です。



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