スークとチェコフィル
オーケストラアンサンブル金沢との共演、
篠原悠那さんのドヴォルザーク
ヴァイオリンコンチェルトを聴いて以来、
この曲が大好きになりいろいろ聴いている。
チョン・キュンハ、シュロモ・ミンツ、
アイザック・パールマンを聞き比べ。
さらにダヴィッド・オイストラフも聴いた。
巨匠たちの演奏はどれも素晴らしく、違いが面白い。
そんなときに悠那さんからメールをもらった。
彼女はプラハ生まれのヨゼフ・スークと
チェコフィルハーモニーの演奏が好きだと。
さっそくCDを借りて聴いてみた。
風邪を引いて寝室で寝ていたため、
ポータブルプレーヤーとスピーカーで聴く。
音はステレオで聞くのとは大違いなのに、
スークもオケも魂のこもった迫力の演奏だ。
スークはドヴォルザークの曾孫だという。
アントン曾爺さんの血が燃え立たせるのか、
不幸な歴史のチェコの風土がもたらすのか、
繊細で大胆で勇気あるヴァイオリンの奏だった。
ますますこのコンチェルトが好きになったが、
ボクの中での一番は悠那さんの演奏である。
近々この曲のCDが発売されないか願っている。
もちろん、生での演奏を再び聴きたい。