懐かしのだるまストーブ
小学校、中学校での
教室のストーブは
コークスを使用する
だるまストーブだった。
コークスは石炭を
燃えやすくした燃料で、
真っ黒な鋳鉄でできた
ストーブにぶち込む。
小学校低学年は
用務員さんが火と付け、
上級生になると
ストーブ当番が行う。
朝早く学校に行き
新聞紙にマッチで火を付け、
細い薪を燃やして
コークスを入れていく。
昔はとても寒くて
どんどんコークをくべた。
煙突だって熱くなり、
触ったりすれば大やけどだ。
風が強い日は煙が逆流して
教室中が黒い煙に巻かれる。
ストーブ当番は上手く火を付け、
皆の登校する時に暖かくしておく。
中学に入ると弁当になり、
ストーブの天板にのせて
ちゃっかり温めるヤツもいる。
おかずによっては匂った。
ある日、不良が当番となり、
先生に怒られた腹いせに、
椅子を壊して薪にした。
拳骨を喰らっていたっけ。
懐かしいだるまストーブ、
コークスもないような世の中、
どこにもないと思っていたら、
だるま型の薪ストーブを発見。
そのレトロ感がめっちゃ堪らん。