灼熱のジャズフェス

「暑いじゃなく、熱い!」
真っ赤な太陽がギンギン、
熱光がデッキに射してくる。
座ってるだけで汗が吹き出し、
サックスも持てないほど。

さいたま新都心JAZZ DAYに
ボクらのハニージャズオケが出場。
お昼ちょうどの一番スタート、
駅とビルの間の広い通路に、
バンドと聴衆の椅子が並べられる。

1曲目が「オール・オブ・ユー」、
これをやるだけで水を飲む。
2曲目は「サマータイム」で
まさに今日を表している。
3曲目が「エライズ・カミン」。

「ミスティ」ではボクのソロ。
バンドの前にしゃしゃり出て吹く。
「イッツ・オンリー・ペーパームーン」も
ボクは途中でソロを奏でた。
洋子さんが携帯で動画を撮っている。

グレン・ミラーの名曲、
「イン・ザ・ムード」では
バリサクのタマミンと掛け合い。
「ぎゃっ」、後半でミスした。
シカゴの「長い夜」でノリまくる。

さらに「ワイルドで行こう」、
「テイスツ・ライク・チキン」
「ジャンピン・アッザ・ウッドサイド」
この曲でアンコールがあって、
「ブギウギ・バッグルボーイ」で終了。

顔は真っ赤、腕や脚も真っ赤、
日焼けサロンかサウナ風呂か。
逃げるように座席を離れて、
ショッピングセンターに入る。
冷気を浴びて、生き返った。
ああ、灼熱のジャズフェス!