歩けるだけいいか

先週の土曜日に
脊椎のMRIを撮った。
ほぼ１年ぶりの
撮影だった。

「１年経って
良くなっているか、
悪くなっているか、
見てみましょう」

主治医から言われ、
若い女性技士のもと、
腰など触られながら、
レントゲン撮影も行った。

それらの画像を見ながら
先生は呟くように言う。
「１年前とまったく
同じで良くないね」

「本来なら手術だけど
痛みもでてないし、
歩けるからこのままで
いきましょう」

「とすれば、やがては
歩けなくなるんですか？」
「それはいつとは言えない。
何十年も同じままかも知れない」

脊椎の間が潰れる狭窄症。
脚にはいつも痺れがある。
指圧すると痛くもある。
いつまで歩けるのか。

不安はあるけれど
考えたって仕方ない。
好きなゴルフもそろっと
腰痛にならないように。

まっ、歩けるだけいいさ。
そう思うしかないのである。