井上誠一の粋
自然エネルギーを
開発してきた友人Sと、
彼の会社が経営する
ゴルフコースでプレーした。
日本のゴルフ場設計の名匠、
故・井上誠一氏が設計。
戦争で没収されて今や
8ホールだけとなったコース。
8ホールのうちの6ホールを
3周回る1ラウンドのプレー。
小さなプライベートコース、
それ故の魅力があった。
手引きカートにバッグを乗せ、
ゆったり歩いて球を打つ。
ホールは赤松林でセパレート、
本格的な趣のコースである。
グリーンに向かって狭まれ、
フェアウェイラインの曲線美、
砲台で饅頭の難しいグリーン、
どれもこれも井上流である。
枯れ芝に 小さき球を 打ち初めし
遙か彼方へ 思いは募る 京太郎
春となった暖かい日、
空は青く晴れ渡っていた。
記憶に残るラウンドだった。
大みかゴルフクラブに乾杯!