シェフラーの落ち着き

四月のジョージア。
緑の芝と花々との
美しいオーガスタで
マスターズが開催され、
スコッティ・シェフラーが
2度目の優勝を遂げた。

ゆったりした歩調は
どんなときも変わりない。
落ち着き払ってそこで
必要なショットを放つ。
勝負のかかったパットを
しっかり決めていく。

ドローが持ち球だが、
フェードも自由自在、
球の高低も思うがまま。
スピン量も時に応じて
かけたりかけなかったり。
コントロール力が凄い!

最も素晴らしいのは、
マインドコントロールだ。
精神的な動揺はまったくなく、
まだ27歳という若さなのに
老練とも思える試合運び。
落ち着きはどこから来るのか。

フェデラーは信仰心が厚い。
「勝つか負けるかは
神様がお決めになること。
ボクは神様を信じている。
神様に守られていると思って、
プレーしているだけです」

神様の栄光を讃えるために
ゴルフをしているという
謙虚な姿勢が心を打つ
敬虔なクリスチャンゴルファー。
スコッティ・フェデラーの未来は
豊穣なものとなるに違いない。