No Problem―危険な関係
デューク・ジョーダンの
華麗なピアノ演奏で
この洒落た曲を聴いた。
曲名は「No Problem」、
映画「危険な関係」のために
ジョーダンが書き下ろした。
ピエール・ラクロの小説を
ロジェ・ヴァデムが映画化。
名優ジャンヌ・モローが
悪女を演じるサスペンス仕立て。
不倫と情事と嫉妬が絡み合う、
まさに「危険な関係」だ。
この映画での音楽は
アート・ブレーキーと
ジャズメッセンジャーズが演奏、
スリリングなドラミングと
パワフルなサックスや
トランペットが鮮烈である。
フランスでの題名は
「les liaisons dangereuses」。
小説は18世紀の貴族社会、
映画は20世紀の上流社会、
悪女の企みは成功するのか。
スリリングな音楽と共に、
大いに楽しみたいものだ。