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昆布

今や高級食材。そして近い将来は貴重食材、となってしまいそうな昆布です。磯焼けにより、、年々収穫が減っています。

私はお茶替わりに、昆布水や昆布茶を水筒に入れて持ち歩く時もあります。ひとつまみ天然塩を入れるのもオススメです。

・甲状腺機能サポート(ヨウ素)
・食物繊維、ビタミン、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが豊富。
・消化、代謝の改善
・疲労回復
・免疫力向上、抗炎作用、抗腫瘍作用(フコダイン)

乾物であれば
カルシウムは牛乳の7倍、
ミネラルは牛乳の23倍、
鉄分は牛乳の39倍
が含まれています。

ヌルヌルの成分であるアルギン酸は水溶性食物繊維です。アルギン酸はおなかに長く留まりおなかの調子を整え、コレステロールを体外に排出する働き。また脳の働きを促し、血液中の不要な塩分を体外に排出する働きがあります。

ヨウ素(ヨード)は甲状腺ホルモンに働きかけ機能を活発にしてくれます。(食べ過ぎは逆に機能低下させる)
フコキサンチンには内臓脂肪を減らす効果、抗酸化作用。

カリウムは高血圧で悩む方にも良い。カリウムにより摂りすぎた塩分を排出する効果があり、高血圧患者のセルフメディケーションとして近年注目されています。

★コンブ水
乾燥昆布(5×5cm程度の昆布2枚が目安)
水 … 500ml

昆布の表面の汚れを軽く拭く。※白い粉は旨味成分(マンニット)
清潔な容器(ガラス瓶やボトルなど)に水と昆布を入れ冷蔵庫で一晩(6〜12時間)おく。
そのまま飲む場合は昆布を取り出して完成。
出がらしの昆布は、煮物や佃煮に活用できます。

★コンブ茶  
乾燥した昆布を刻み(刻んだ方が旨みも出ます)煎じて頂きます。

★昆布の黒焼
炭化させて粉末状にしたものを薬として使用した歴史もあります。

*煮汁を髪を洗うたびにリンスのように使うとくせ毛が治る(大自然の幸福第1編 井上一著 大正11年 大自然舎)
*古くは「続日本書紀」(797年)において献上品として記載があります。また平安時代の書物にも記録があり、細かくして薬として宮中、貴族らへも献上された記録がのこります。古くから昆布は今のようにダシ、佃煮などの食材としてだけでなく、生活のさまざまなシーンで長く長く重用されてきました。

▪️縁起物として
音霊ヨロコブ、と掛けて、縁起物として
神事、しめ縄、正月飾り、おせち等古くから日本人の生活に関わってきました。

▪️海藻として海の生態系を守る役割もしていますが近年では藻場は減り続け、今や高級な食材、海の恵みとも言えるようになってきています。
一部論文では将来日本近海では採れなくなる、と述べているものもありました。

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