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【Interview Vol.7】 相談ボランティア 藤原恵美

今回は第7期相談ボランティアの藤原恵美さんにインタビューを実施しました!いつもHomedoorでは、その寛容な姿勢から「神様」の愛称で呼ばれていらっしゃる藤原さん。実は現スタッフの宇山と相談ボランティア同期です(宇山のインタビューはこちら)。

——普段はどんなお仕事をされていますか?

若い頃は旅行会社の添乗員、輸入雑貨の販売などをしていました。
30代半ばより介護の世界に入り、特別養護老人ホームでの勤務を経て、介護支援専門員(ケアマネージャー)をしていました。しかし、夫が末期がんになり退職しました。現在は社会福祉士の資格を取るために勉強中で、児童相談所で非常勤で働いています。

——相談ボランティアに応募されたきっかけを教えてください。

コロナが始まり、ニュースやSNSで、生活に困窮されている方々が食料配布に並んでいる姿をよく目にするようになりました。自分にも何かできることはないかと思い、炊き出しなどの支援をしている団体等に電話をしました。しかしコロナの感染対策のため、新規のボランティアは受け入れができないと断られてしまい、モヤモヤしていました。そんな時、Homedoorの相談ボランティアの募集を見つけ、応募しました。

——相談ボランティア養成講座はいかがでしたか?

ちょうど一年前の養成講座(第7期相談ボランティア養成講座)に参加しました。テレビの報道などで、Homedoorのことは何度か見たことがありましたが、事務所に行くのは初めてだったので、養成講座当日は少しドキドキしていました。養成講座では、相談業務に関する演習やグループワークがあり、最終日にはテストがありました。思うようにできたという感覚は全くなかったのですが、なんとか合格し、その後相談ボランティアとしてHomedoorの活動に参加しています。

——相談ボランティアとして現在どのような活動をされていますか?

相談者の方の生活保護申請の同行、病院受診の付き添い、事務所での面談、データ入力、Homedoor運営の宿泊施設アンドセンターに滞在されている方が退去される際にお渡しする転宅セット(Homedoorを経て新たなお家へお引越しされる方に、食料や日用品をプレゼントしています)の準備など、業務は多岐にわたっています。その日の状況に合わせて動いているという感じです。

ご寄付でいただいた物品を整理してくださる藤原さん。

——相談ボランティアとして印象に残っているお仕事はありますか?

初めて生活保護申請に同行した際は、特に専門知識もない私が付き添っても、きちんと申請ができなかったらどうしようとドキドキしていました。特に、申請に行った方が、生活保護申請窓口でいわゆる「水際作戦」※にあい、たらい回しにされたり、嫌な思いをするといったケースについても耳にしたことがあったので、不安でした。しかし、無事に申請することができ、ホッとしました。

※生活保護の水際作戦とは、「生活保護を申請するために福祉事務所を訪れた困窮者に対し、『相談』という名目で結局は申請を断念させる方向に誘導する」[みわ 2013: 7]こと。

出典:みわ よしこ(2013)『生活保護のリアル』日本評論社

——相談ボランティアへの応募を考えられている方へ、メッセージをお願いいたします!

Homedoorのスタッフさんは若い方が多く、最初は不安もありましたが、皆さんとても落ち着いていて頼りがいのある人たちです。そして、相談者の方の気持ちを何よりも尊重して、決して自分の考えを押し付けないというところがすごい!と思っています。スタッフさんがいつでもフォローしてくれますので、気軽に参加してみてはいかがでしょうか?

Homedoor運営のカフェ、おかえりキッチンでランチ中。

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