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心が大きくノーと言った

 誹謗中傷の連絡が来てから3日目の水曜日、副交感神経が優位になって、生あくびが出て、リラックスしてきた。少し、反省の気持ちも出てきた。もしかしたら、仕事への姿勢が問題だったのではないかと。あと、4年で定年なので、仕事が消化試合みたいになってないかと心配になって、パワポで、整理してみた。
 そして、自分に向けてプレゼンしたところ、心が反発した。私は悪くない。だから、謝罪したり反省するのはおかしいと。
でも、相手はそうおもっていないので、「説明」する必要はあるということで落ち着いてきた。

自分の気持ちに驕りがあったのではと、自分にプレゼンしてみた…

 4日目の木曜日は、涙もろくなった。いっそ、泣こうと思い、お昼休みに、探偵ナイトスクープの神回14分、52歳のお母さんが息子さんの代わりに高校の部活に参加する回を見て泣いた。だけど、若くないため、泣くと、目の下が、赤黒くなり皺が目立つ…。失敗。明日、仕事休みたいな…。
 
 そして、5日目、クライアントに会う日。夜中に、胃がドーンと裏返り、目が開いた。でも、いつも通り出勤して、淡々と説明した。誹謗中傷メールの疑わしいクライアントは、黙って聞いていた。なんとなく、伝わった…。夜10時半まで仕事をして、帰って、少し、すがすがしい気持ちで、大好きな韓ドラ「ソンジェを背負って走れ」神回10回を見た。その後、一度も目が覚めずに眠れた。

 今日の朝、スーパーに行くと、「誹謗中傷はやめましょう」というアナウンスかかって少し驚いた。「私たちは、カスハラに断固とした態度をとります。出入り禁止にします」。自分のストレスをぶつけるお客さん、スーパーでも多いんだな。

 今週一週間は、誹謗中傷のトラウマへの対処が中心になった。嫌だったのは、せっかく、みんなのおかげで、適応障害の抑うつ状態から抜け出したので、これをきっかけに戻ること。抑うつ状態がどんなに苦しいかまだ、身体が覚えているからとにかく心配でたまらなかった。
 今回は、明らかに、交感神経と副交感神経が優位、下位を繰返した。時々、胃がドーンと衝撃を感じた。でも、抑うつ状態とは、雲泥の差。確かに、抑うつ状態は、胃は時々チクっとするのみ。だけど、感情が自分の手から離れてコントロールできない恐ろしさは味わった人じゃないと説明できないと思う。

 そして、忘れてはならないこと!木曜日の午後に、以前のクライアントから連絡があり、私が戻ってきたことを知り、また担当になってくださいというものだった。本当は、仕事を120%していて、もう身動きができない状態だったけど、この言葉がどんなに嬉しかったか。もちろん引き受けることにした。

 なんか、私の人生の脚本家は、いつもいつも衝撃と優しさを繰返し書き進める。ドラマチック過ぎる。でも、私は疲れる…。泣いたり、喜んだり、そして、また、泣く…。