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noteで知った「主体性」-夜食のカレーヌードルを汁まで飲み干した翌朝、その変化に気がつく

 一昨日も深夜まで仕事だった。1日14時間労働というのは、朝9時から24時まで。私はフレックス制をとっているので、朝7時の日もあれば、10時の日もある。10時に行くと、夜中2時、3時になってしまう。だけど、今は全然辛くない。主体的に働いているから。

 この「主体性」と言う言葉は、今朝、noteで知った。noterこはるびさん曰く、人には悪者や被害者とか4つのキャラがあり、被害者キャラの場合、主体的に動けないという。まさに、私が最近、気づいた「自信」にぴったりはまる。

 自信を知らない時期だったら、こはるびさんの記事を読んでも少しも理解できなかっただろう。4歳の時に、おそらく人生最初の心の中の声が「私って生きていてもいいの?」だったし、4歳にて、社会の中で、誰も私に興味をもたず、親だけじゃなく幼稚園の先生も学校の先生からも忌み嫌われていたから、出発点として、被害者キャラはしょうがない。

 私の問題は、その後、57年間、心が成長しなかったこと。通りで生きづらいと思ってた…。被害者キャラだと、自分で考えているようで考えていない。抜け道ばかりに目がいってしまう。

 しかし、ひょんなことから自信の意味を知った。自信を知ったことでその変化に気が付いたのが昨日の朝。

 一昨日、深夜12時にお腹がすいた。でも、職場にある唯一の食料が、日清カレーヌードルだけだった。食べた記憶が全くないほど昔食べたのかも…。あまり食べたくないけどお腹が空いては集中力がかける。特に、翌日までが締切の、フランス語の校正をしていた。背に腹は代えられない。食べてみると、思ったよりは美味しかった。通常、カップ麺の汁は捨てるけど、捨てる場所がなかったというか、洗面台に捨てるのは、はばかられたので、だって、ドロッとしてるし…、飲み干した…。

 2時まで仕事をして真っ暗闇の中、別棟の担当者の机の上にフランス語の校正を置いて帰った。自宅に戻ると、夫がまだ起きていて録画ビデオを見ていた。それで、3杯ほど焼酎を飲んで、揚げ餃子まで食べた。

大好きな赤兎馬(せきとば)。紫芋スペシャルにしたけど、パープルじゃなかった…。残念。これからは、普通の赤兎馬にする。

 異変に気が付いたのは、翌朝6時ころ、胃が痛くて七転八倒した。インフルエンザみたいな症状。気持ち悪くて、起きているのが無理。それで、気絶するように何も考えずに二度寝してしまった。

 次に目が覚めたら9時57分だった。10時半にクライアントに会う予定。10時15分には職場についていないといけない。すぐに、秘書さんに電話した。
 「今朝、胃痛で、二度寝したら、寝過ごしてしまい、代わりの担当者に、着くまで対応していただくよう連絡してください」

 正直に話した。実は、電話口で、最初に思ったのは、風邪で具合が悪いのでお休みさせてくださいにしたいと思った。「寝坊した」と正直に言うのは、恥ずかしいし、実際、インフルエンザは流行っている。それも熱が出ないインフル。実際に、かかってるかも。だけど、寝坊が本当…。

 正直に言った。秘書さんは、「大丈夫ですよ。でも、ラメさんちってそんなに遠かったですか?」って言われ、その言葉で気が付いた。間に合うかも!
以前は、ぎりぎり行けると思ったときは、寝坊しても連絡せず、一か八か出勤した。大抵、間に合った。だけど、昨日は、もし、遅れることになったら、みんなに迷惑がかかると思い、とにかく連絡しようと思った。自分の成長を知った。私は今までこれさえ、できなかった。失敗を認めず、正当化してしまう…。

 やっぱり、間に合った。10時15分に職場に着いた。ただ、化粧なしで、大きめのマスクで行った。みんな、間に合ったのですねって笑いながら声をかけてくれた。秘書さん、二度寝ってとこもみんなに話したんだ…。

 人間誰でも失敗はする。私は、素直に言わず、別の理由をでっちあげ、風邪をひいたことにしてきた。そういうと、本当に風邪をひいた気がしてきて、1日中ごろごろしてた。そして、それは自分の失敗ではないこととして記憶されてきた。ようやく、失敗は失敗っていえるようになった。これも自信がついたから。

 私は、自分の何を隠そうとしてきたんだろう。隠して何か得したんだろうか。全く、何も得していないどころか、自分の中に自己嫌悪だけが成長していった。