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ひとりの言葉が何千何万の人を救う。ことばのちから。

"いつかは死ぬ"     "生きたいように生きろ"

悩んだり、辛い思いをしたり、おもいっきり追い込まれた時に、本田圭佑が自分に言い聞かせてる言葉です。

近畿大学の卒業式のスピーチでの発言で、YouTubeで視聴した人も多いのではないでしょうか。

この発言がどれだけの人を救ったか。
ぼくもこのYouTubeを観て、本田圭佑の言葉に救われた一人です。

特に「いつかは死ぬ」が僕には刺さりました。
このスピーチを聞く前から、死に関して考えることは確かにありました。
でも、ここまでハッキリと人から「いつかは死ぬ」と言われたことはありません。

人は死を意識するようになって、生を強く感じることができるんだと思わせくれました。

なぜ、この言葉が多くの人に刺さるのか。

それは、やはり本田圭佑の発言だからでしょう。 
プロサッカー選手として世界の強豪チームで活躍し、その後はカンボジア代表の実質的な監督を務めていました。
ビジネスの世界でもサッカースクールやスポーツ施設を運営しています。

挑戦し続けている人はかっこいいですね。挑戦し続けて、努力し続けて、結果を出している人の言葉は、やはり重みがあります。

心に刺さる言葉は、その人がさまざまな経験して、それを乗り越えてきたから響くのだと思います。

経験に応じた発言が、人の心に刺さります。
たとえば、大谷翔平がサッカーについて話しても、人の心に刺さるかと言ったら、そうではないと思います。
(ただし、試合における考え方やトレーニング方法などは話が変わってくるので、今は触れません)

もし、「がんばって欲しい」と誰かの背中を押して
あげたい時のアドバイスは、自分が経験してきたことを活かしたり、その経験を応用したアドバイスするのが良いということですね。当たり前ですが。


さて、話題はまた死について戻ります。
死についてはスティーブ・ジョブズもスタンフォード大学の卒業スピーチで、死を意識する大切さを述べていますね。

自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。

あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。

ぜひ視聴してみてください。
ここまで、死を意識することについて述べてきましたが。


ただ、伝えたかったのはタイトルの通り。
一人の言葉が多くの人を救う。言葉の力について。

言葉は武器です。

多くの人にを救うこともあれば、1人の言葉で命を落とすことも、しばしばあります。
ちょっとした言葉で友人と絶縁になることだってあります。

それくらい威力がある。それを改めて意識していきたいものです。
皆さんもその威力を感じることは多いと思います。
1冊の小説、1冊のビジネス書に書かれている言葉で人生が変わった人もいるでしょう。
家族や恋人、友人に言われた言葉で人生が変わった人もいるでしょう。

その経験があるからこそ、これからは皆んなで、人を傷つける「とげとげ言葉」や「ちくちく言葉」じゃなく、人を幸せにする「ふわふわ言葉」を使っていきたい。

時には厳しいことを言ってしまうこともあると思います。そういう言葉をいう時は、相手を思いやり、リスペクトした上で伝えていきたいですね。



人は言葉で生きている。
1人の言葉が多くの人を救うことは多々あるんだ

ことばの力ってすごいですよね。

最後に「ことば」に関する名言を紹介します。

ことばはいうまでもなく、人類が用いる最も効き目のある薬である。

キプリング「演説」

放たれたことばは再び還らず。

ホラティウス「諷刺詩」

ことばは怒りに病める心の医者。

アイスキュロス「縛られたプロメティウス」

人間にとりて、ことばは苦悩を癒す医者なり。なぜならば、ことばのみが魂を癒す不可思議なる力を有するからなり。また、ことばこそ、古な賢者たちは「妙薬」と呼ぶ。

メナンドロス「断片」


最後まで読んでいただきありがとうございます。

言葉の力については、当たり前のことを当たり前のように書いたので、本当は書く必要はなかったのかもしれません。 

でも、noteを始めて、改めて言葉の力を考える機会が増えました。自分自身に言い聞かせる意味でも、言葉の力について書こうと思ったんです。

あと共感してもらえたら嬉しいなぁ〜とも思います。


では、また次の記事でお会いしましょう。
See you〜.

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