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発達支援『できる』を考える〜感情のコントロール〜①

こんにちは✨
ひまわりと申します🌻

開いて見てくださって
ありがとうございます✨

子どもの感情表現

👩「癇癪がひどくて困っています…」
というお声をよく伺います。

感情のコントロールは前頭葉の働きが大きく関連していて、子どもはまだ発達の途中なので上手にできないのは当然ですが、癇癪等は特に親の困り感が強いものですよね。

今回は情動の発達と感情のコントロールについて書いていきたいと思います。

子どもの感情表現

そもそも感情表現はどのように発達するのでしょうか。

生まれたばかりの赤ちゃんにも感情の表現はあります。

一見眠っているか泣いているかのどちらかのように思えますが、そのうちすぐに微笑や悲しそうな顔、怒った顔等の表情が様々に見られるようになります。

泣くことで「おなかがすいた」、「眠たい」と不快を訴え、お腹がいっぱいになり眠りが充足すると心地よさそうな表情をします。
そして目が見えるようになると、何かに興味を向けることも出てきます。

そのうち微笑むようになり、泣いて不快を訴えるだけはなく、怒ったり怖がったり、また悲しそうな顔、嫌そうな顔をするようにもなります。
何かに興味を向けることは益々増えますが、その中で驚く様子も見られるようになります。
生後 6 か月頃には豊かに感情を表現するようになってきます。

発達心理学者のマイケル・ルイスによると…

“出生直後に以下の 3 つの情動が表れる。

・泣いたりぐずったりしている状態での不快

・お腹が満たされたりぐっすり眠ったり充足した状態での快

・環境へ向けた興味

これらは生まれつき備わっていると考えられています。

生後半年には以下の 6 つの基本的情動

・快→喜び

・不快→悲しみ・怒り・恐れ・嫌悪

・興味→驚き

生まれつきの快・不快・興味から分化する形で現れる。”

というように子どもは、豊かな情動を乳児期の早い段階から示すようになります。
幼児期の比較的早い段階ですでに大人と同じようなレパートリーの表現が見られるのですね。

情動の発達は、生まれつき備わったものでありつつ、保育者とのかかわりの中で育つ、あるいは認知発達に伴い成長するものでもあります。

子どもの表情や様子から、親がその感情を理解し受け止めてあげることは、状況に応じた適切な感情表現のスキルにつながっていくのです。

感情をコントロールできるようになるために

子どもは幼児期の比較的早い段階で感情を表現できるようになりますが、感情を抑制して我慢したり、状況により表現方法を変えたりすることはまだ上手ではありません。

気持の切り替えができなかったり、癇癪を起したり、困ることも多いですね。
「いや!」「こうしたい!」と自己主張が強くなると、親は対応に困ることが増えます。

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