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【古本屋日報】氷河期を生き残る野生
毎日本をタダで配っている古本屋です。色々な本(たまにDVDやCDも)を出しているのでよかったらチェックしてみてください。
この記事は古本屋が日々の出来事、つぶやきや感じたことなどをまとめる日記的コンテンツですが、さりげなく話題に関連した本をスッと差し出し売りつけようとするので、よかったらご検討ください。
2022/3/3
2つの顔を持つ都市
今年の一橋大学の地理の大問2の問1が地理好きなら大好きそうな問題だと思った pic.twitter.com/mf7DPU3LMz
— おぱんつ先生 (@Pants_shitagi) March 2, 2022
やってみた↓
京都市。世界的な観光都市という華やかな面を持つ一方、景観保全の為ただでさえ高層マンションが少ないのに宿泊施設確保優先、且つ学生が多いので納税者が少なく、また寺社は固定資産税も非課税の為、慢性的な財政赤字で破綻の危機にあるという二面性を持つ。
文字数制限で端折って結構苦しい箇所あるな。
氷河期を生き残る野生
前世代の価値観を疑問持たずにそのまま受け継ぐと20年間も職探すハメになる。
「俺の居場所はここじゃない!」ってやつで、そりゃ時代の問題じゃなくそいつ自身の問題。
てか、20年間も職探すんだったら起業すりゃいい。
レヴィ=ストロースが言うところの野生の思考を完全に失っている。
子どもが吐いちゃった時にどうしたらいいか分からず思考も動きも停止してしまう人に似てる。
手を動かさなければ状況は改善しない。
つまり、今までとは異なる挙動が求められるのに同じ挙動をし続けてしまう人。
しかもこういうことは大抵の場合、放置すればするほど状況は悪化する。
学歴社会に最適化された能力を「頭が良い」と定義するのであれば、人生をサバイブするにはそれ以外に「状況の変化に応じて挙動を瞬時に切り替える俊敏さ」も必要になる。
「頭が良い」だけでは全然足りない。
そんなことはヒト以外の大抵の生物は知っていることだろう。
ギャンブルを否定する割には関係ないパラメータ全部捨てて学歴社会最適化に全振りする脆い生き方する人って結構いるのな。
個人的には学歴社会は早々に見切りつけたのでw若い頃は身近にそういう人あまりいなかったけど、ちょっと違うフィールドに来ると割とそんな人が多い印象。
ツイッターには文化系陰キャが多いから、「学校で試験の点数が良かった」ということをもって「優秀」と表現されがちな印象がある。でも実際は「体力がある」ってこともかなり大切なんですよね。仕事も、家のことも。。。
— 鳥取太郎 (@mann_co_high) February 27, 2022
まさにこういうことよな。
暴力装置の多様性
ロシアウクライナについて、本邦でもそのことについて激しく言い合いしているのを見るにつけ「戦争反対」が虚しくなるし、必要なのは法であり、法を裏付ける力だな、と。
ヴェーバーはそれを暴力装置と表現したわけだが、我々が考えていかなければならないのは装置の多様性だろう。
ヴェーバーの言う暴力の独占とは、文字通り国家が国民から暴力を取り上げ独占することだが、今回の円滑な経済制裁を見ると、繋がりが強固な社会では対象を孤立させ無力化させることもある意味暴力であり、目指す方向は社会を強固にし装置を多様化していくことだと思うし、実際その方向に向かっている。
このようにテクノロジーを軽視していては国民国家を真摯に考えることはできないし、ましてや「戦争反対」はアクセサリーにもならない。
「戦争反対」をパチモンにするのか、本物のブランドにするのか。
結局、勉強にかかってるんだと思うよ。
ツァーリボンバ映像を公開した意味
旧ソ連が開発した水素爆弾ツァーリボンバはロシア語で「核爆弾の帝王」という意味で、単一兵器としての威力は人類史上最大。1961年に行われた実験では地球上で実験できる場所がない為本来の半分の威力での実験だったが、それでも広島に落とされた原爆リトルボーイの3300倍、その衝撃波は地球を3周した pic.twitter.com/MJl9DAJeoz
— ホリー@本をタダで配る古本屋 (@HOLLIE) January 25, 2020
ツァーリボンバは実戦向きではないことから実験で使用されたもののみで現存はしていないという。
このツイートした後、ロシアがツァーリボンバの爆発映像を公開しているんだが、それを公開した意味も今になってみると分かる気がする。
公共空間水回りのミニマライズ
新しめの飲食店の手洗いシンクが軒並み小さいのもそっちの都合でユーザビリティとか無視してんだよな。
掃除しやすいとかなんだろうけど、だったらもう壁直でええやろ。
ヤンキー気質に嫌悪を抱く匿名オタク
橋下氏みたいな考え方も当然ある考えだし、立場で異なる考えがあるのもわかる。
ただ、橋下氏のツイートに湧いてる大量のクソリプ見ると、この期に及んでも匿名で正体隠し続け、読解力も壊滅的なイキりオタクばっかだな。
やっぱりああいうヤンキー気質にオタクは嫌悪感抱くんだろう。
【買った本】ルールの世界史
ルールの世界史 (日本経済新聞出版) 伊藤毅
![](https://assets.st-note.com/img/1646818513436-p3K3miMoyR.jpg)
ルールを知れば、ビジネスがわかる
歴史を知れば、ルールの見方が変わる!
最強のコミュニケーションツール=「ルール」の意外な秘密に迫る、知的エンタテインメント!
争いを解決する。ゲームを面白くする。ビジネスを円滑に進める――
われわれの周りには、様々な「ルール」が存在する。
ルールは、誰かがそれを定め、運用していくことで変わり、時代にそぐわなくなると消える、というライフサイクルを経る。
本書は、そうしたルールの興亡の歴史を知ることで、その本質を理解し、いまのビジネスにどのように影響しているのかを読み解くビジネスエンタテインメント本である。
このポイント還元キャンペーンで追加購入。こないだ出たばっかで気になってた本。これもポイント50%還元。1980円
イシューを見失うイデオロギー
ウクライナのネオナチ系の団体とか問題視している人が多いけれど(確かに問題ではあるけれど)、その様な異常な団体はどこの国にもあるし後進国では政治力を持ってしまっていることも多い。日本の政治勢力だってひどいものだ。憲法だってカルト条項が混入しているしウクライナと同様に問題がある国家だ
— ITOH Tamitake (@silver_plasmon1) March 3, 2022
自国の防衛を否定する憲法なんてカルト以外の何物でもない。日本が一応平和を維持しているのは日米同盟のおかげで憲法九条は無関係だろう。逆に外国の侵略を誘発しかねない有害な条項だろう。ウクライナが侵略される状況を見ても気付けない人はもう九条の信者だろう。
— ITOH Tamitake (@silver_plasmon1) March 3, 2022
今回の問題は、どっちが悪いという話はどうでも良いことを理解してない人が多すぎるんですよ。ようは核兵器という最期の一手をカジュアルに使う素振りをしている事に侵略戦争以上のヤバい問題があるのです。こんなこと流石に中国ですらしてません。 https://t.co/M1mxk2nnEf
— ベーコン|オカメ教 (科学と霊感) (@allergen126) March 3, 2022
コロナ禍でも同じようなムーブを見る。
枝葉のようなイデオロギーに囚われ、どんどん脇道に逸れていってしまう。
出口戦略とかゴール設定はそうならない為に必要。
【入荷品から】踊る熊たち:冷戦後の体制転換にもがく人々
踊る熊たち:冷戦後の体制転換にもがく人々 ヴィトルト・シャブウォフスキ 2021年
![](https://assets.st-note.com/img/1646818880940-FsagkxYOxp.jpg?width=1200)
ブルガリアに伝わる「踊る熊」の伝統の終焉と、ソ連崩壊後の旧共産主義諸国の人々の声。ポーランドの気鋭による異色のルポルタージュ。
自由とは新たな挑戦だ
『踊る熊たち』面白かった。とくに前半のブルガリアの熊使いの話。ブルガリアでは熊使いはロマの仕事で、民主化のなかで熊の権利を守ることを是とする人が出てきて、ロマが熊と暮らす権利は失われてしまう。調教された熊はなかなか自由になれない。複雑な問題を複雑なまま提示する試み。 pic.twitter.com/AuIsh0xXvb
— Yoko Ueda (@yuvmsk) July 4, 2021
後半の中東欧の2000年代の状況のパートでは、ウクライナが税関のワイロの話だったけど、これ2014年以降少しは緩和されているのかなあ。
— Yoko Ueda (@yuvmsk) July 4, 2021
ポーランドはルポルタージュがさかんと訳者解説にあったが、旧東欧諸国のなかでもいち早く俯瞰的な視点を持ち得たということなのかな、と思ったり。
【読んだ本】日本の地政学 日本が戦勝国になる方法
その他の気になったニュース、記事、ツイートなど
核兵器をチラつかせるロシア
第3次大戦なら「核戦争以外ない」 ロシア外相、バイデン氏に反発 https://t.co/YSsu13nyOh
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) March 2, 2022
プーチンに1億円の懸賞金
ロシアの資産家がプーチン大統領に1億円の懸賞金、「生死は不問」 - GIGAZINE https://t.co/IIfsesJEqa
— moan@中長期株アカウント (@moa_stock) March 3, 2022
第3次大戦だの核戦争以外ないだの外相がいい始める国。先日の国営放送の記事漏洩も恐らくわざとだろう、プーチン政権に付き合いきれんとゲームを降りたがっている勢力は確実にいる。
医療逼迫の主因はプライマルケア医不足
2回シリーズの第2段!
— 森田洋之@「医療」から暮らしを守るプライマリケア医/「うらやましい孤独死」(フォレスト出版)発売中! (@MNHR_Labo) March 3, 2022
プライマリケアが大事!https://t.co/5w4JqTjdXe
安定期が永遠に続くという勘違い
ブラックスワンの世界では長い硬直と大混乱の繰り返しになる。そして自分は実感したのだが人々は硬直期間を永遠に続く安定だと勘違いする。故にポリコレや再エネやその他で自分達を脆くしてゆく。そしてある時、大混乱で驚き過剰反応する。パンデミックも戦争もそういう文脈で悲劇になる。
— ITOH Tamitake (@silver_plasmon1) March 3, 2022
ウクライナの状況
【ウクライナ軍事力10%喪失 露と差】https://t.co/jr9Rxq5474
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 3, 2022
ウクライナが喪失した軍事力は約10%の一方、同国内においてロシアは、兵器の約3~5%を喪失したとの見解を米当局者が明らかにした。これはロシアによって圧倒される可能性が依然として高いという暗い見立てを強調するものとなっている。
北京パラ、ロシア・ベラルーシ除外
【北京パラ急転 ロシアなど除外決定】https://t.co/YWTR8aKszq
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 3, 2022
都合の良い自国意識
「国家あって我々あり」という感覚は1ミリもないけど国から金もらうときは「日本の研究力が!! 国際競争力が!!」など突如として憂国の士となる学者先生(笑)
— 白饅頭(御田寺圭/光属性Vtuber/バーチャルツイッタラー)🌓 (@terrakei07) March 3, 2022
なんていうか、頭でっかちのフリーライダーが偉そうに囀っていられるのは平和な時だけみたいなのがある。
— 白饅頭(御田寺圭/光属性Vtuber/バーチャルツイッタラー)🌓 (@terrakei07) March 3, 2022
マスクをやめたアメリカ
すぐに変われるのがアメリカの良いところ。動きの鈍い日本とは対照的だ。
— 戯画兎 (@giga_frog) March 3, 2022
「マスクなし」で様相一変 バイデン氏が一般教書演説 党派対立解消求めるhttps://t.co/nI2v8FyAAO
ドイツ、ウクライナ難民全員受け入れ
【方針】ドイツ、退避のウクライナ国民を全員受け入れhttps://t.co/SyDA5qV3Cx
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 3, 2022
スロベニアのロガル外相と臨んだ共同記者会見で表明。国境線へ逃げてくる人々を全ての欧州諸国へ退避させる準備があるとし、ウクライナへの人道支援を増やす考えも示した。
超強硬姿勢のプーチン@マクロンとの会談
【表明】プーチン大統領「軍事作戦の目的必ず遂行」https://t.co/2cOrAWN0OC
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 3, 2022
マクロン大統領と電話会談し、いかなる場合でもウクライナでの軍事作戦の目的は遂行されると表明した。また、停戦交渉を遅らせて時間を稼ごうとする試みはウクライナにさらなる要求を突き付けることになると警告。
現在のコロナ(オミクロン)とインフルエンザの致死率比較
オミクロンの致死率はインフルエンザより高いというのはデータをわざと読み違えるミスリード。
— Isseki Nagae/永江一石 ブースター済 🇺🇦💪 (@Isseki3) March 2, 2022
オミクロンの致死率は0.13%だがその母数の4割はコロナが直接ではないのが同じ資料にある。つまり実質0.078%
インフルは0.03%
これは日本語で五十歩百歩といいます。両方ともかなり低い。 pic.twitter.com/7wHptfsAYD
古本屋からは以上です