「消化をよくする食べ方」ワーク開催レポ
先日、「スンナリわかる栄養学マスター講座」の丸元康生講師による『消化をよくする食べ方』ワークショップが開催されました。
「消化」についての講義と
人に伝えるとき(カウンセリング)に役立つ具体的なノウハウ
「消化」を促すランチ付きのワークショップでした(参加された方にはレシピ付き)
当日ご用意したランチのご紹介です。
■きのこのマリネ
ホワイトバルサミコ酢で浸けた「きのこのマリネ」
ホワイトバルサミコ酢は普通の酢よりも酸っぱさがやさしく、まろやかなのでとても食べやすくなっています。
酸っぱさは唾液や胃酸の分泌を促す助けになりますから、唾液の分泌が少ないと感じる人は多めに作って、常備菜として作り置きしておくと便利ですね。
あと、苦みのある野菜も胃酸の分泌を促す働きがあります。
今回はパセリと菜の花を使って2品ご用意しました。
■タブレ
世界最小のパスタ「クスクス」を使ったサラダでフランスの国民食です。
パセリをたっぷり使って作りました。
パセリは飾りとして使うイメージですよね。
なかなか家庭料理でふんだんに使う機会が少ないかもしれません。
買っても使い切るのが難しいと思われがちな野菜ですが、タブレなら1袋分使いきるので無駄のでないオススメな一品です。
当日参加された方からこういうお声をいただきました
ワークでは、今が旬のチコリを添えてタブレといっしょに食べていただきました。
チコリも胃腸の働きを助ける苦み成分が含まれていて消化不良の助けになる野菜です。
■菜の花の蒸し焼き
こちらも今が旬の菜の花!
菜の花を使った料理というとおひたしが思い浮かびます
でも、蒸し焼きにすれば茹で汁に栄養素が逃げだすことなく、菜の花の栄養素がまるまる食べられます。
菜の花に含まれる苦み成分には、抗酸化作用や脂肪燃焼を促進させる働きがあってとても貴重な栄養素です。
出来れば栄養素が逃げない調理法で食したいですね。
そしてメインは「白身魚のカレー」
■魚のカレー
トマトがベースの酸味のきいたカレーです。
酸味をきかせるために梅干しを隠し味に入れています。
「えっ、カレーに梅干し???」
と驚かれるかもしれませんが、インドにはタマリンドという甘酸っぱいフルーツがあって、ペースト状のものはカレーやスープの隠し味に使われることが多い調味料です。
なかなか日本のスーパーでは手に入らない調味料なので、梅干しを代用して作りました。
食べてみると梅干しが入っていることは気づかないほど、トマトの酸味と調和されていてとても美味しいです!
また、梅干しの酸っぱさを活かすために、あえて玉ねぎの甘さを控えるように調理に一工夫しています。
今回は「消化」がテーマなので、酢、レモン汁、梅干しを使った酸っぱい料理が並びました。
甘さ、辛さといった味の変化はなく「食べていて酸っぱさに飽きそうかな?」と少し心配していましたが、きのこのマリネではホワイトバルサミコ酢のまろやかな酸っぱさ、タブレではレモン汁のさわやかな酸っぱさ、魚のカレーでは梅干しの少しパンチのきいた酸っぱさ、と口の中で感じる酸っぱさがそれぞれ違うので味に飽きることなく一口一口が楽しめる食事でした。
私たちの体は「食べたもので出来ている」
免疫力アップのために「腸内環境を良くしましょう」
という言葉をよく聞きます。
TVでも「〇〇は体い良いから食べましょう」
と口に入る食べ物ばかりが注目されます。
一般的には、
食べたもの➡ 腸で吸収
といった大まかな認識がほとんどだから、食べたものは当然腸で吸収されると考えられているのかもしれません。
これでは、どうしても食べ物の方に意識が向きがち
何を食べたか?
何を食べてはいけないか?
と考えてしまう人は多いと思います。
もちろん、それも大事なこと!
でも、正しくは
口に入った食べ物の栄養素は、
まず消化されないと吸収できません。
そして、消化するためには
消化酵素が絶対に必要です。
多くの人は、消化酵素が不足していて、
食べたものをうまく消化、吸収できていません。
と言うことをイラストを使って分かりやすく説明してくれた講義で、改めて消化の大切さを再認識する内容でした。
また、カウンセリングなどで人に説明するときに役立てられるようにと、丸元先生のオリジナルイラストもプレゼント付きで参加者の方から大変喜ばれました。
今回のワークはホリスティック栄養学を学ばれた方が対象でした。次回はホリスティック栄養学を学ばれている方も、そうでない方も、健康に興味がある方であれば誰でも参加できるようなスタイルで行う予定です。
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スタッフm.m