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食事性炎症指数から見る控えたい食品・増やしたい食品

食事性炎症指数をご存知でしょうか? 1)
慢性的な炎症に関連する食事性由来の影響を数値化したものです
一部の食品や栄養素がガン、糖尿病、喘息、うつ病、メタボリックシンドローム、その他腸炎などのような慢性炎症に影響を与えている可能性を示しています
この開発は、2011 年から 2012 年にかけて、米国サウスカロライナ州コロンビアにあるサウスカロライナ大学のがん予防および制御プログラムで行われました

その報告によりますと…

<炎症指数が高い(炎症を起こしやすい)栄養素>
★飽和脂肪酸(動物性脂質 肉の脂身、バター、パーム油、生クリームなど)
★トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング、ファットスプレット、パン、クッキー、ビスケットなど)
など

<炎症指数が低い(炎症を起こしにくい)食品や栄養素>
★エルゴチオネイン
★にんにく
★生姜
★緑茶・紅茶
★イソフラボン
★ターメリック(うこん)
★ビタミンE
★ビタミンC
★ビタミンA
★ビタミンD
★マグネシウム
など

活性酸素と炎症の関係については先日記事にしましたが、
炎症や酸化(活性酸素)は、妊娠には大敵です
日々炎症や活性酸素から身を守るために、この「食事性炎症指数」は役立ちます

日常的に炎症を起こしやすい食品を摂りやすい方は、それを減らして
炎症を抑制してくれる食品や栄養素に目を向けていくと<妊娠体質>に近づきますね!

*参考文献*
1)Shivappa, N; Steck, SE; Hurley, TG; Hussey, JR; Hébert, JR (August 2014). "Designing and developing a literature-derived, population-based dietary inflammatory index". Public Health Nutrition. 17 (8): 1689–96.

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