【FAMILOG】2020年の歩み
※この記事は、以下のアカウントで記載した内容と全く同じものです。自分の振り返りをしようと思ったらこの話が中心だったので、個人の方にも記載させて頂きました。FAMILOG以外のことも含めた記事は、近日公開予定です!※
https://note.com/familog88/n/n9fa08bcc7521?fbclid=IwAR1LLYF5mDr2Elvo3wPrHeLZBo0UAR2vxfcfny_lVDq5tUHnD5pRSFdTNP0
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2020年8月8日(♡の日)に生まれたFAMILOG(ふぁみろぐ)
生まれてから激動の4か月が経ち、2021年を迎えることができました。
本当に、ありがとうございます^^
Dear...
FAMILOGを応援してくださっている方へ、
私たちのように自分の想いを形にしようと奮闘している方へ、
パートナーと築いてきた関係性をこれからも育み続けたい方へ、
2021年もより一層、大切な人と気持ちを通わせたい全ての人へ、
私たち、FAMILOGの歩みを神原からシェアさせて頂きます^^
※2021年の抱負は、また別の記事でシェアさせて下さい!※
FAMILOGを構想し始めたのは、2020年5月。
そこから前後半はこんなフェーズでした。
5~8月 想いを形(サービス)にする
9~12月 テストマーケティング&サービス改善
とっても長いですが、ありのまま等身大の歩みを、残していきたいと思います。
【5月:確信】愛はそこにある。届いていないだけ。
FAMILOGを始めるきっかけになったのが、5月の出来事。
当時は海外移住を検討していたため、それまでの時間を過ごそうと5年ぶりに実家に帰っていました。
小さい頃から鍵っ子で、学校も遠いところに通っていた私は、
記憶の中ではあまり親と話した記憶がなく、そのままどうやって会話したらいいか分からず、どんどん無口になっていき、返事で精いっぱい。
恥ずかしながら大人になっても、親のことをいつも気にしているのに目の前にするとうまく話ができない状態が続いていました。
しかし実家に帰り、新卒からお世話になったリクルートも卒業し、
と変化が重なる中で、親と向き合って話すことがありました。
そこで聞いたのは、私の子育て中の迷いや苦悩。
これまで他の親子と比較して、自分はできた子ではない。
私のせいで、、とばかり勝手に考えてきていた私ですが、
苦悩の話を聞くことで、
私に対する愛や願いを感じ、「親も人間なんだ」と実感しました。
親が子ども大事なのは当たり前じゃん。とは頭では思っていたものの
体感して、実感できたこの経験は、私にとって転機で、
3つのことを思いました。
1)親として子としてだけじゃなく、人間としてお互い見ることが必要だ
2)人間として見るには、人生の歩みやその瞬間の気持ちの共有が必要だ
3)家族だから知っていると思っていたけど、一部分しか知らないし、近い存在だからこそ互いに決めつけてしまって、その人自身を観るのが難しい
こういう体験を必要な人が必ずいる。
そう確信して、動かずにはいられなくなりました。
【6月:仲間】肩書きやスキルが無くても、想いと仲間がいれば。
私にとって衝撃の大きい経験をしてから、
すぐに始めたのが、周りの人とのディスカッションでした。
リクルートを卒業すると決めてから、
ビジョンや、近い将来を描くために、私のことを知ってくれている友人、
あたたかく応援してくださる方々、ビジョンが近い方々とのクローズドコミュニティを作り、図々しく考えたことへの意見交換をしてもらっていました
明確になってきた想いに向かって、どんな活動ができるのか。
沢山アイディアを作って、すぐにコミュニティの仲間と意見交換し、
話す中で自分の想いが深まったり、アイディアが磨かれていき、
最終的にスキームとして残ったのが5つ。
そこからみなさんに協力して頂き、届けたい人へのヒアリングを繰り返していく過程で、5つのうち1つだけが、「いいね」「私もやってほしい」と明確にフィードバックを頂けていました。
それが今のFAMILOGに繋がるアイディア。
当時は、親の人生を絵本にして子どもに届けるサービス。
そこから目指したい状態にたどり着くには、とさらにアイディアを壊したり作ったり変化させたりしながら、
新婚前後のカップルの対話を、その場でグラレコにする、今のFAMILOGの形になっていきました。
そのアイディアを、会う人会う人に沢山話していき、総勢50人以上。
驚きだったのは、その過程で何人かの方が、
「私も一緒にやりたい」「やれることある?」と声をかけてくれたのです。
正直、雇える算段はないし、一人でやり始めようと思っていたし、
実績やスキルもなくて、サービスとしても世の中に無くて想像しづらいしで
仲間になってくれる人がいるなんて思ってもなかった私にとって、
本当に感動的なオファーで、
「サービスにするんだ」と決められたのは、この時の仲間の声掛けなくしては絶対にありませんでした。
【7月:高揚】サービスに共感され、感謝される喜び。
集まった仲間は5人。
私自身はグラレコ(図)を描くことができない中、
描ける方がジョインしてくださったおかげで、なんとか形にできる状態に。
まずは、仮説として置いていた「体験」を、
ユーザーは実際どう体験するのか。どんな価値に繋がっていくのか。
まずはその「価値」を検証していくため、モニター実施を開始。
最初のモニターグラレコがこちら。
その時もらった感想は今でも忘れていなくて、
女性からは「いつもは感情的になっちゃうけど、フラットに話せた。これに近い体験がおもいつかないくらい、ユニークな体験」
男性からは「(普段あまり話さない方なので)話せると思っていなかったけど、自分って実はこんなに話せるし考えてるんだと思った」
自分の想いを起点に、いびつでも形にして大切な人に届けたものが、
実際にその人にとってかけがえのない体験になって、感謝される。
これまで仕事を通してお客様に直接もらった感謝は、ほとんどが営業の私に対して。コーチとしての私に対して。で、
実は、サービス自体に共感されたことや感謝されたことはあまりない私には
「分かち合える」喜びというか、また普段とは異なる感動でした。
そしてモニター第1号の女性は、
なんとそのままFAMILOGの仲間としてジョイン。
こんなに幸せなことってあるの?!っていうくらい感動したのを覚えています。
「素敵なサービスだから、広めたいです!」
こうやってピュアに声を大にしていってくれたこと、本当に感謝しているし、今も彼女にはチームの中の心理的大黒柱として盛り上げてもらっています。本当に、ありがとう^^
【8月:自然】描く目標より遠くに流されていく。
8月になって、モニターさん5組届け、確実に価値を提供できるという自信と同時に、
体験しないと分からない価値、
時間が経ってから体感する価値を届けることの難しさを感じていました。
特に私たちのサービスは、購買者とそのパートナー、おふたりに届けるもの。
どちらかが乗り気でも、どちらかがイメージつかないと、なかなか踏み出すのが難しいのです。
ただ面白いことに、乗り気じゃなかった方の方がむしろ気づきが大きい、という事例が多数。
改めて、サービスを体験していない人に、何を期待してもらうのか、それをどう伝えるのか。
これをみんなで考えていきました。
この時に思ったのは、ビジョンは掲げ続けるけど、こだわりは捨てることの大事さ。
私は自分の原体験をもとにこのサービスをやろうと決めているので、具体的にAさんにこうなってほしい。とイメージしていますが、思い込みも強い。
周りのメンバーに共感してもらいながら時に客観的に捉えてもらうからこそ、社会との接合点を見つけられるのだな、と知りました。
その過程でできたサービス名が、
FAMILOG
対話が見える。私が見つかる。家族が広がる。
そして2020年8月8日に、プレリリースができました♡(メンバーとの喜びの写真↑)
コンセプトの中でも「私が見える。」
という言葉が特にFAMILOGのポイント。
私たちはふたりのパートナーシップを扱うと思われがちですが、実はふたりのパートナーシップを通して、お一人お一人の「自分自身とのパートナーシップ」を扱っています。
つまり、パートナーに自分を幸せにしてもらおうとするだけではなくて、
自分は幸せになっていい、と
自分で自分を幸せにするサポートをしたいと考えています。
自分で自分を幸せにできれば、パートナーも幸せになる。そして家族も安心して変化し続け、新しい挑戦も乗り越えられる。そんなことを信じています。
【9月:ご縁】伝えたい人に伝わることの難しさ。
9月は、更に価値を磨き、コミュニケーションを模索した時期。
8月までに見えてきたのは、FAMILOGを通して描くビジョンと、サービスのコアな提供価値。
しかし、いくら自分たちでこれって最高!と思っていても、どんな人がどうやってサービスを知り、いつ何をきっかけに実際にやってみようと思い、体験したことをどう日常に活かして価値を感じていただくのか、
このストーリーの甘さがありました。
つまり、4PのうちProduct, Placeのコアが決まっているもののまだ甘く、更にPrice, Promotionがほぼゼロ状態。
サービスをやるにあたり1番大切にしたいことは、目先の拡大よりも、長く続いていけるような成長をすること。
そのため一気に広告で認知を広げて、と考えるのではなく、ユーザーさんがじわじわ広めていってくださるには、どんな体験を作れたらいいのかを志向。
ここは、キツかった。
特に、値付けだけでずっと悩んでいました。
コストや利益から考えたり、
新しいサービスなので、ユーザーさんにベンチマークとしてみてほしいものを基準に考えたり。
ユーザーさんの視点も大事だけど、長く提供し続けるには、サービス提供するメンバーのキャパシティもシビアに見ないといけない。
労働集約モデルのFAMILOGには欠かせない観点です。無理やりメンバーに頑張ってもらうことはできるけど、対話を扱うサービスはメンバーの身体と心の健康が最重要。
そう考えると闇雲にユーザーさんを増やせない。
本当に葛藤しかなくて、
できるだけ多角的に意見をもらっていましたが、
そうするほど正解がないことを実感して、
最後はサービスと仲間と自分を信じて決めました。
そして2020年9月30日に
公式HPもリューアルして、正式にサービスリリース。
仲間と検討していくことで、FAMILOGブランドに2つの商品と、4つのモニター商品をひっさげてお披露目になりました。
【10月:守備】品質の安定に悪戦苦闘する。
9/30にリリースしてから、本当にありがたいことに、これまでのFAMILOGの奮闘を見ていてくださった友人、先輩、後輩が実際に申し込んでくださり、チームは毎日喜びに溢れていて、予想以上の反響に感謝でいっぱいでした。
ただ、お申し込み頂いていた分、混乱が。
FAMILOGは当時メンバー14名。代表の神原以外はプロボノとして本業で忙しい中手伝ってくださっている状況。
かつ、メンバーはフランスとインドという海外在住、北海道や福岡など首都圏以外在住もいて、実は一度も対面で会ったことがない状態。
全員ではもちろん、1:1でも、ほとんどのメンバーが会ったことがなくオンラインで出会いオンラインで進めてきているチーム。
サービスの思想や目指すところ、提供価値やこだわりどころは何度も何度も意識を合わせていたけど、具体のオペレーションが共有できない。
それは、型化が練り切れていないのもそうだけど、情報共有の難易度。
資料にしたり、話したりと沢山試しても、細部はどうしても迷ってしまったり、そもそもその資料の場所が分からなくなる場合があったり、slackで流れる情報に追いつかない人が出てきたり、と
サービスを安定して提供し続けることに想像の5倍くらいのパワーを使いました。
後手の対応に限界を感じ、まず取り組み始めたのが、組織化。
当時の課題は、どんな小さなことでも意思決定が神原に集中したこと。それは、役割の明確化がされていなかったことと、意思決定者が明確でなかったことと、神原がすぐ答えてしまい待って任せられなかったことに問題があると気づきました。
そこで下の図のように組織化。
ここでも拘ったのは、
「フラットさ」「自由と柔軟さ」を損なわないように組織化すること。
FAMILOGがここまでこれたのは、チームのみんなが楽しくユーザーや仲間のためにと考えてgiveし合う形でこれたから。
責任モチベーションで「〜しなきゃ」となるのはほぼ無かったと思います。
どうやるのか?は正直今でも模索中ですが、
まずは言葉から。
リーダーではなく、ファシリテーターとして役割を位置付け、1人1人が自分の役割において自分で決定して進められる、ということにしました。
チームに関しては、この形も今変化しようとしているしずっと模索中で、正直まだ全員の個性を生かしきれていないと感じていますが、サービスを育むにあたって最重要だという意識が強く生まれました。
【11月:着実】選択と集中と。
そして11月。
個人的には10月と11月は、守備に回っていて、安定したサービス提供、サービス開発、そして組織作りと「内」を向いていてエネルギーが弱まっていた期間でもありました。
しかし11月は私自身も5回FAMILOGのセッション(現場)に入り、多様なサービスを直接ユーザーさんに届け、直接感想やご意見をいただけたおかげで走って行ってました。
自分が現場に入りユーザーさんと話す中で、サービスを客観的に見る機会になりました。
正直、客観的に見るのは、これまで作ってきたものを否定する感じがして、怖いし悔しいという感情もありましたが、とても学びがありました。
この時気づかされたのは、
・サービスは素敵だが、初見だと刺さらない。(必要とまで思わない)
・ユーザーにとってのFAMILOGの位置付け(期待、価値、役割)が曖昧
・サービスが多すぎて煩雑で、提供するまでのフローも煩雑
とにかく、描くビジョンはいいけど、
曖昧で、ごちゃごちゃしている。こういうことだったんだと思います。
可能性に沸き立って、想いが先走って、気を付けていたつもりでも「あれも、これも」状態になっていた自分に気づき、改めて絞ることを決めました。ターゲットも、伴ってサービスラインアップも。
【12月:客観】ビジョンに続く道のりを客観的に描き直す。
FAMILOGの見直しが12月はさらに加速。
守備に回っていた神原も、FAMILOGに共感いただけそうな方たちを紹介いただき会い続け、ご意見を頂き続ける月でした。
フィードバックの数々、愛を持って初対面の私にもアドバイスや激励を下さり、本当に感謝です。と同時に、この感謝をユーザーさんに届けるにはどうしたらいいだろう?という想いが強くなりました。
● FAMILOGというサービスの前に、もう少しハードル低く取り組める接点を作ると、よりユーザーに寄り添える。
● 文化にしていきたい。と考えるのであれば、協業で拡大すると逆にスピードが落ちる可能性がある(業界によって)。
● そもそも労働集約型のモデル一本だと、文化になるくらいまで広める過程で人/組織問題で疲弊してしまう可能性が高い。
助けて頂いてばかりで、その度に、自分の力だけでは何もできないこと。人に助けて頂くとそれが覚悟を育てていくことになることを強く感じ、
12月後半にはサービスを今の対話をグラレコにするということに頼らないということを決めました。
FAMILOGを世に出して約5か月。こんな出会いがありました↓
ここまで繋いできたご縁を一番大事にしつつ、
2021年は、もっと関わっていただいた方にいつでも帰ってきていただける場として、変化をしていきます。
正直、目の前のことさえ霞んでいる感じで、目指すビジョンを信じるだけですが、一歩一歩、FAMILOG FAMILY一同進んでいきます。
2020年も、本当にありがとうございました。
2021年も、一層、どうぞよろしくお願いいたします。
明けまして、おめでとう!!!
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