Googleの統括部長とByteDanceの副社長を経験した手塚が、次のキャリアにHOKUTOを選んだ理由 | 入社インタビュー
はじめに
2024年6月、TikTokを運営するByteDance株式会社の副社長だった手塚が弊社ジョインしました。
現在VP Of Salesとして事業開発・セールスチームをリードする手塚に、これまでのキャリアやHOKUTOへの入社理由、今後の展望などについて伺いました。
グローバル企業でのキャリア
——これまでのキャリアについて簡単に教えてください。
手塚:ファーストキャリアはメーカーで、その後は米系広告代理店のLeo Burnettに5年ぐらいいました。
国際的な環境から受けた刺激が多く、アメリカの大学院に留学するきっかけになりました。大学院では2年間マーケティングと経営学を学び、偶然サマーインターンで投資銀行に就職しました。
日本に帰国後はご縁があって、マーケティングと金融を統合するCitibankの個人部門にて新たなキャリアをスタートし、その後新生銀行、HSBCにてマーケティング企画、営業統括、オンラインバンキングの立ち上げなどを担当しました。
その経験のおかげでGoogleの金融法人向けセールス統括として採用され、その後代理店担当チームを経て、TikTokを運営するByteDance株式会社の副社長として広告事業を2021年より3年間統括しました。当時の日本の市場を踏まえ、自分が立てた戦略が結果的にハマり、日本における広告事業の成長を牽引することができたと自負しています。
2024年6月より株式会社HOKUTOにVP of Salesとして参画させていただいております。
次のキャリアとしてHOKUTOを選んだ理由
——ByteDanceの副社長というポストで大きな事業成長をリードしてきた中で、次のキャリアを考えるきっかけなどはあったのでしょうか。
手塚:ByteDance株式会社の副社長に就任した当時、日本においてはまだまだショート動画広告はスタートアップフェイズであり、自身が大きな裁量を持って戦略立案から実行までの舵取りを担うことができました。
ただその一方、日本における事業が一定の規模となり、グローバル組織としての意思決定に比重が置かれるようになる中で、今後の更なる成長という観点から自分が出し続けられるインパクトは限定的であると感じるようになったのが次のキャリアを考えるようになったきっかけです。
——様々な選択肢があったかと思うのですが、HOKUTOに入社する決め手は何だったのでしょうか。
手塚:ByteDanceに入社する決め手もそうでしたが、事業成長の実現においてには3つのP、具体的にはProposition(市場における戦略的価値)、 Product(提供するサービス)、People (成長を牽引する経営陣、チーム)が不可欠であると考えています。そして、HOKUTOにはそれが全て揃っています。
Propositionの観点では、HOKUTOはモバイル起点で臨床現場で必要な情報を医師に提供するプラットフォームとして、ユーザーに提供する価値が大変明快です。
Productの観点では、 製薬企業向けのマーケティング支援サービスHOKUTOマーケティングソリューションは、医師とのユニークなタッチポイントを活用して企業が有効にメッセージを届けることができる意義のあるサービスです。
Peopleの観点では、GoogleやByteDanceを経験した私から見ても、HOKUTOは大変優秀な人材を集めることに成功しています。社長やコンテンツチームのリーダーは現役の医師であり、ユーザーのことを誰よりも理解しています。更にメルカリなどIT企業の出身者が経営陣を務め、論理的思考を重視し、業務における曖昧さを極力排除しようとする姿勢が会社として徹底されています。フルリモート環境の中で会社としてオペレーティングモデルを確立し業績を出し続けることは特筆に値すべきで、優秀なチームの一員として働くことで学ベることが多いと判断しました。
VP Of Salesとしての取り組み
——VP Of Salesとして現在どんなミッションに取り組まれていますか?
手塚:急成長するHOKUTOの事業開発・セールス部門を管掌しています。現状は10名ほどの組織ですが今後2-3年でチーム規模を5倍に急拡大させる予定です。営業組織として事業の成長を牽引すべく市場機会を見出し、優先順位付けした上で、適切に経営資源を配分して、進捗を可視化して継続的に改善を行う仕組みづくりと、それを定常化して運営するのが主なミッションです。理想とする状態と現状との間には常にGAPが発生するものですが、課題を明確化して速やかにアクションを取り、理想の状態に近づけるべくチームをリードしていくのが自分の仕事だと思っています。
今後の展望について
——HOKUTOの事業をどのように成長させていきたいか、今後の展望についてお聞かせください。
手塚:全ての製薬企業が、医師とのコミュニケーションに必ずHOKUTOをお使い頂けるような状況をこの3年以内に必ず作りたいと考えています。
フィリップ・コトラーの提唱するマーケティング5.0では、デジタルの更なる加速によってユーザーと企業の関係が変化していくのに伴って、マーケティングも更に進化する必要性があるとしています。
医療業界においてはマーケティングの変革はまさにこれからであり、ユーザーである医師のモバイルシフトが進む中、HOKUTOが提供する価値はとても有意義なものであると考えております。
その中で製薬企業とHOKUTOを繋ぐマーケティングソリューションの果たす役割は大きく、我々セールスとしてはその価値を製薬企業を伝え、すべて製薬企業が医師とのコミュニケーションの際に必ずHOKUTOをお使い頂けるような状況を作れると考えております。
——HOKUTOの事業開発・セールス部門を今後どのようなチームにしていきたいとお考えですか。
手塚:現在の企業文化を守りながら、より組織の多様性を高めて行きたいと思っています。入社する決め手の話でも触れましたが、HOKUTOは大変優秀な人材を集めることに成功しています。
現状のチームでは医療業界出身の優秀なメンバーが多いのですが、新しいメンバーの出身業界は問いません。今後この業界でもマーケティングが進化していく上で、クライアントに対するソリューション提案ができる方であれば、他業界からの新しい発想を持ち込んでいただけると考えております。
更にはワークスタイルの多様性も重視しており、HOKUTOでは日本国内であればフルリモートでどこから働いてもOK 、更にはフルフレックス制でチームと十分に連携でき結果さえ出していただけば朝5時から夜10時の間までであればいつ働いてもOKです。女性が活躍できる職場であることも企業の持続的な成長には必須であると考えており、ライフステージによって働き方を変える必要のある方にもHOKUTOの提供するワークスタイルの多様性はフィットすると考えています。
——最後に、この記事を読んでくださった方に一言、お願いします。
手塚:HOKUTOには大きな事業成長の機会があり、その実現のために優秀なメンバーが揃っており、多様性のあるワークスタイルも実現できる、エキサイティングな経験が積める環境だと考えています。ご興味を持っていただいた方はぜひエントリーをご検討ください。