図書館にて

『図書館雑誌』という名の、薄い雑誌が図書館に置かれている。
雑誌というからに売られているもののようで裏を見ると定価1026円と記載されていた。

図書館で、この雑誌を時々読む。
2024年9月号には、「北から南から」のコーナーで、輪島市立図書館関係者お二人の投稿が載っていた。
震災時の図書館の被災の様子から、現在の仮設図書館の開館までの現状、今後の問題点などを含めて、投稿されていた。

「仮」である状態と言えど、本が借りられることの有難さを思い、多くの困難さを乗り越えて来た職員他、関係者の方々の努力に、頭が下がる。

震災が起きれば、人々の安全と共にライフラインの復旧が一番に求められるのは想像に難くない。
だけど、生活はそれだけで完結しない。
「本を読む」ということで、癒される人・事へのサポートも必要だと、当たり前のことに気づく。

こういった図書館などの復興への努力はなかなか紹介されない。
震災で被害を受けた人々が、他の人々を支えなくてはならない現状にいつも心が暗くなる。
被災地の人々は今も、毎日、色んなことに努力し続けることを求められる。
そこに私が出来ることを考える。



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