見出し画像

保育士が映画『ラストマイル』を見て他人事ではないと思った話

気になる映画は、公開初日の初回を映画館で観ると決めているあかりです。
こんにちは。

発表された日から今か今かと待っていた映画「ラストマイル」が公開されたので、例に倣ってお休みを取り初回で鑑賞してきました。
観たのは結構前ですが、最近noteを始めたので今書きます。1か月以上前に観たのに色あせない記憶…!

元々、ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」が大好きな私は、この二作とシェアードユニバースな世界観での作品…観ないわけない!!!!
塚原あゆ子監督と野木亜紀子さんの脚本、新井順子プロデューサーが大好きなのです。

作品についてはこちらをご覧ください


ネタバレを嫌う民なので、ネタバレなしでお話ししたいのですが…
あー話したいぃぃ!ネタバレありで語りたいぃぃ!
今度どこかでネタバレありで語ります。(笑)


話としては、現代の社会でなくてはならない存在の流通業界で爆弾が仕込まれ爆発事故が起き…
大手通販会社、配送センター、ドライバー…という流通に関わる方々の対応や状況と共に犯人は誰なのか?なぜ爆発物を仕込んだのか?
という謎を解き明かしながら、観客もその謎の海に飲まれていくというお話。


その中で流通業界の闇と言いますか。
今までもずっと言われている、ドライバーの低賃金問題、人手不足、理不尽な要求への疲労などが描かれています。

これはもうネタバレなしでは伝えきれないのでまた今度詳しく書くとして…

「これは流通業界の話でありながら、保育業界の話でもあるな」
と感じました。

映画の中で、とある人物がとある行動を起こすのですが(伏せると何もわからない(笑))それをしたところで何も変わらないわけですよ。世界は。
あぁ、不条理だな…と。

保育業界の人手不足や低賃金の問題がどうしたら改善するのか…
ずっと考えています。
処遇改善(給与の引き上げ)があれば、人手不足は少しずつ解消される。
それは保育士も保護者の方も分かっていて、声をあげてくれている。

なのに変わらない。ずっと。

コロナの時期では保育士の大切さ、保育士がいるから社会が回る、ということが結構知られたので少し期待したんですよね。
あ、これはいい方向に行くのかも!って。
でもそんなことなかったですね…。
それ以上に虐待問題が多発して保育士を見る社会の目が厳しくなることもあったり…。(あの虐待事件が報道されてから、散歩に行った時の周りの方々の冷ややかな目が悲しかったなぁ)

で、私個人が勝手に思う本当に極端で最終手段的な方法を
映画でとある人物が起こすわけです。
(もちろん手段は違いますが、やろうとしたことは同じ)

「そうだよね、世界を変えるにはそれしかないよね」
って。
映画を観ながら思いました。

それでも世界は変わらないんですけどね。
それに気づいた人が動いてくれないと何も。
どうにかしたいな。どうしたらいいのかな。

流通業界のお話ではあったけど、これは保育や介護…
大切な仕事なのに人手不足だったり、低賃金で苦しむ人がいる、そんな社会へのメッセージでもあるんだなと。

「アンナチュラル」や「MIU404」の登場人物たちを久々に見られた喜びと共に、なんだか共感してもらえたような…
こうやって分かってくれて、社会に訴えかけてくれる作品があるんだな、
出会えてよかったな、と思ったのでした。


1回目は考えながら観ていたから、もう1回観たいな!と思っていたら!
制作陣最強トリオによる副音声上映が決定だと!?!?!?(10月31日まで)
最高!!!!!!
絶対行きます!!!!!!!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集