短歌/THE FIRST SLAMDUNK 3 埃 2023年8月6日 21:32 殴られる痛みを知ったあの日からどこかがずれてしまったみたいだどうしてもあのとき重ねた面影をぬぐいきれずに光を見ている誕生日ケーキの上のプレートが愛だと知っているからくるしい波音に負けないくらいの大声で本当はずっと泣きたかったんだあの日から平気だったことなんてない それでも立つんだ 約束だからさ泣き言を言おうが託すよ 大丈夫 繋いだ先の未来は知ってる託されたボールに宿るのはきっと赦しと願いだ この音を 聞け永遠に消せない過去も傷痕も愛することを強さだと知るここにくるまでに迷った脇道の歩数は一歩も無駄なんかじゃないゆるされている それだけでなんだってできる気がする 世界がいろづく強がれる気がした あの日の波音に混ざる心音を思い出すたび立ち上がる きみが信じてくれるから 何度も 何度も 前だけを見る痛みさえにじむ涙さえこの足を止める理由にならない 走れこの場所はきみが立つべき場所なんだ 誰かが立つはずだった場所じゃなく ダウンロード copy #短歌 #現代短歌 #tanka #スラムダンク #THEFIRSTSLAMDUNK 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート